秩父鉄道にJRの車両乗り入れ復活の可能性は?

週明け月曜日、如何お過ごしでしょうか。

今朝は秋晴れの天気ですが、雲も広がって来ており、処によっては雨が降る地域も、有りそうです。

さて昨日は午後から撮影の為、埼玉の寄居に足を運びました。

秩父鉄道八高線の列車を、沿線撮りいたしましたが、晴れ間も見えたものの、再び雲が広がり、八高線の撮影は残念ながら、失敗に終わりました。

撮影終了後、秩父鉄道の小前田から熊谷へ移動し、高崎線の東京方面の電車で、移動して帰りましたが、その時にふと昔、高崎線から秩父鉄道115系のみつみね号や、団体・臨時列車で103系165系185系等が、乗り入れ運転してた事を、思い出しました。

秩父鉄道方面の乗り入れ列車は、過去に国鉄(JR)と、東武鉄道も乗り入れておりましたが、現在は西武鉄道の乗り入れ列車が、僅かに乗り入れ運転する程度となりました。

埼玉の秩父も最近は、外国人観光客が増加しており、富士山や河口湖方面に向かう、JRからの特急も乗り入れておりますので、何とか秩父方面の輸送も、改善して欲しい状況でございます。

前述の乗り入れ鉄道会社で、東武鉄道の方は保安装置が、秩父鉄道と異なるATSの設置に伴い、甲種輸送対応の8000系以外は、乗り入れ運転ができなくなり、1992年4月1日で廃止されました。

東武東上線も池袋~小川町までは、全列車が10両編成での運転となり、小川町~寄居まではホームも6両編成までしか対応しておらず、その内の2両分は閉鎖されておりますので、輸送状況からすると、乗り入れ運転の可能性は、かなり低いと思われます。

まあ同じ東武でも浅草から春日部・久喜を経由し、羽生から秩父鉄道に乗り入れと言う、方法もございますが、こちらも羽生駅の分離されたホームがネックで、ちょっと無理が有りそうですね。

運転するとなれば500系特急リバティちちぶ号(仮称)で、運転されれば乗りたいですね。

次に西武鉄道との乗り入れですが、こちらは現在も細々と乗り入れは、継続されているものの、池袋からの発着は土休日のみで、平日は飯能~寄居・三峰口の1往復に、留まっております。

西武鉄道側も秩父鉄道との乗り入れは、飯能駅西武秩父駅スイッチバックの煩わしさや、運賃収受に於いて、ICカード対応の西武鉄道と非対応の秩父鉄道とのやり取りの煩雑さで、乗り入れを廃止したいのでは無いかと思います。

もし好評で有れば、もう少し本数が増えても、良いですからね。

東武・西武から秩父鉄道に乗り入れ運転するにしても、限られた発着しかできないのも、デメリットですね。

さてそうなると残りはJR東日本の、高崎線との乗り入れですが、こちらは2001年12月以来、秩父鉄道との乗り入れは、ご無沙汰となっておりますが、多種多様の電車が過去に、直通運転されていた事や、首都圏の発着ターミナルも東京以外に、神奈川や千葉から運転可能ですので、もし直通運転が実現できるならば、東武や西武からの直通運転よりも、ニースが有るかと思います。

因みに八高線高崎線からも過去に、長瀞や三峰口に臨時列車で、乗り入れた時期もございました。ただ秩父鉄道線を運転する場合、ディーゼルカーの運転に必要な免許を、取得しなければならない為、その当時に運転に携わった、運転手の方々は既に定年退職されている可能性が高い為、八高線との直通運転の実現性は、かなり低いと思います。

JR線から秩父鉄道に乗り入れする場合、熊谷駅ではそのまま乗り入れできませんので、熊谷貨物ターミナルから三ヶ尻線を経由し、武川から秩父鉄道に乗り入れするのが、ベストルートかと思います。

三ヶ尻線東武鉄道の車両を搬入する場合や、東京メトロ13000系(間もなく終了予定)を搬入する時に、秩父鉄道電気機関車デキを牽引して、運転される路線です。その他に秩父で産出された武甲山の、セメント材料の輸送路線としても、運転されております。

JRから秩父鉄道に乗り入れる場合、JR側から車両を用意して、運転する必要がございます。

国鉄型車両でもし乗り入れるとなると、185系205系(乗り入れ実績無い為、訓練運転や試運転が必要です。)・211系になります。

この中で可能性が有るとなると、やはり185系でしょうかね。過去に乗り入れ実績が有りますし、リクライニングシートを装備し、秩父の景色を眺めるには、最適な車両ですからね。

205系日光線で運転されている、いろは車両を使用しての運転、211系はクロスシート車が、ベストでしょうかね。

次のJR型車両での運転ですが、こちらは一般型だとE231系1000番台E233系3000番台、特急型ですと253系かE257系500番台ですね。

秩父鉄道に直通運転する場合、秩父鉄道はホーム有効長が6両編成位迄しか無い事や、前述のICカードが非対応の為、一般型車両での運転となると、ほとんどがICカード利用者になると思いますので、それだけで秩父鉄道の負担も増す為、実現の可能性は低くなりそうですね。

もしJR側から乗り入れるとなると、全車座席指定の特急型車両や205系の、いろは車両が最低限の乗り入れになりそうですね。

205系いろは車両も4両編成の為、東京・横浜・千葉からの運転は、輸送力が不足いたしますので、大宮からの運転が、関の山になりそうですね。

東京・横浜・千葉方面から秩父鉄道に乗り入れる場合、185系253系・E257系500番台で運転し、JR区間は特急列車で運転して、秩父鉄道線は急行で運転するのが、良さそうですね。

現在、乗り入れ運転中のJRと東武鉄道の様に、ICカードでの乗車券利用は不可にして、切符で対応するのが良さそうですね。

秩父鉄道側もJRからの乗り入れ列車に対しては、通過連絡運輸の対応と、特急指定券の対応が課題になりますね。その他には253系又はE257系500番台が、秩父鉄道線で運転できるか否かの問題、乗務員訓練も必要になるかと思います。

今日の鉄道ブログは長文で、私の中の考えや思い、乗り入れに当たっての問題点を、書き込んでみました。

JRとの直通運転が廃止されて、約20年近くになりますが、埼玉秩父も素晴らしい観光地を控えており、外国人観光客も増えておりますので、JR東日本も乗り入れの再開を、秩父鉄道交えて実現できれば、良いなと思っております。

※写真は桜沢~寄居を走る、秩父鉄道7800系電車。
写真はイメージです。

撮影日2019.10.06


f:id:kazuhiko19680908:20191007110220j:plain