直通運転の実現は難しいかな

おはようございます。週明け月曜日の朝、皆さんは如何お過ごしでしょうか。

先月の28日で、甲種輸送の運転を廃止した秩父鉄道三ヶ尻線ですが、一昨日と昨日は熊谷貨物ターミナル内で、ツアー参加者による撮影会が、行われました。

私は三ヶ尻線での撮影は、先月の東武500系甲種輸送の撮影が、最初で最後となりましたが、東武500系甲種輸送を見て、もし直通運転したら便利だろうなあと、思った事をブログに投稿いたします。

東武鉄道伊勢崎線秩父鉄道は、羽生駅で線路が繋がっておりますが、それぞれプラットホームと、改札は別々になっております。

もし東武500系のリバティを用いて、東京の浅草から埼玉秩父の三峰口まで、直通列車を運転させるならば、500系リバティは正に適正に合った車両かと思います。

ただ実際に直通運転させるとなると、現状では様々な問題が多い為、実現は難しいかと思います。

まず秩父鉄道が現在もICカードの、PASMOSuicaでの利用ができない事や、東武特急の指定券発券システムが無い事や、前述の羽生駅がそれぞれ分かれている事で、ダイヤ設定が難しい面がございます。

あと秩父鉄道東武500系を直通させる場合、秩父鉄道の乗務員による、乗務訓練も必要になりますし、車両故障が発生した場合の対応も、課題になります。

そして最大の問題は、東武鉄道秩父鉄道の保安装置等のシステムが、異なる事も直通運転を、難しくしている要因かと思います。

東武8000系の一部車両には、秩父鉄道の保安装置に対応させた車両もございますが、もし500系リバティを直通させるので有れば、秩父鉄道で直通運転可能な、保安装置等を設置しなければなりません。

過去に秩父鉄道に乗り入れた、東武東上線からの直通電車は、8000系6両で運転されましたが、500系リバティも停車駅限定させれば、何とか6両で運転できるかと思います。(一部の駅ではドアカットになる場合も有りそうです。)

あと東武鉄道が浅草から三峰口まで、利用者が実際に居るのかの、採算の問題が有る為、東武鉄道側も直通運転を実現させるとなると、秩父鉄道に指定券発券システムの機械投入を、支援しなければなりません。

過去に甲種輸送で線路は繋がりながらも、東武本線の伊勢崎線秩父鉄道で、直通列車の営業運転が、実施されなかったのは、この様な問題も一因だったかも知れませんね。

ただもし直通運転が実施された場合、東京の城東地区や埼玉南東部から、秩父方面の観光は大いに、便利になりますね。

今日は先月の甲種輸送列車を撮影し、理想的な考えや思った事を、ブログに投稿いたしました。

なお羽生~寄居の、東武鉄道の車両移動は、今後も継続されます。

※写真上は東武鉄道の、最新特急電車500系リバティ。(撮影日2018年5月20日 一ノ割~武里にて)

※写真下は先月の運転を以て廃止された、秩父鉄道デキが牽引する、東武鉄道500系リバティの、甲種輸送列車。(撮影日2020年9月28日 熊谷貨物ターミナル三ヶ尻にて)



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