付属編成の廃車は残念です

昨日ネットの鉄道掲示板やSNSをチェックしておりましたら、何とE257系0番台の付属編成10両が、廃車になった書き込みが有りました。

昨年のダイヤ改正で運用を離脱し、松本車両センターから長野総合車両センターに回送され、現在も留置されておりますが、一部の編成は試験塗装に塗り替えられたり、客用扉が剥がされ、段ボールで覆われている編成も有ったりと、かなり無残な姿で留置されております。

早ければ年内にも、解体されそうな予感がいたしますが、製造から20年弱とは言え、特殊な簡易型運転台が災いしたのか、他の路線への転属が無いまま、解体されてしまう可能性が高いのは、やはり残念と言わざる負えません。

簡易型運転台を本線で運転可能な仕様に、改造もできなかったのでしょうかね。

E257系0番台の基本編成を9両編成にしたのは、松本車両センター検収庫が、9両編成分しか無かった事や大糸線の、ホーム有効長の問題も有り、やむを得ない面もございますが、2両編成の付属編成は中途半端な感じでしたね。

これも本来3両編成の付属編成にし、簡易型運転台を本線で可能な運転台にすれば、廃車は免れていた可能性は高いですね。

中途半端な付属編成2両にしたのは、製造コストの関係だと思いますが、2両5編成10両の製造に留まったのは、限定的な増結のみ対応する為に、製造した編成かと思われます。

今年6月15日で廃車されたE257系0番台の付属編成は、長野総合車両センター鉄道の日記念日のイベントまで、その姿をキープするのでしょうか。

その鉄道の日記念日イベントも今年は、コロナ禍の影響で、密になりやすい環境も相まって、中止になる可能性は高いですね。

そうなると今年10月まで持つ可能性も、低い予感がいたしますね。

今後、どの様な動きになるのか、注目して行きたいと思います。

※写真はE257系で運転されていた頃の特急あずさ号。
先頭車は同系の付属編成で、本線を走る姿はもう見られない。

撮影日2018年5月19日 八王子~日野にて


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