コロナ禍感染拡大防止による、渡航制限や飛行機欠航により、成田空港の利用者は減少しております。
それに伴い空港連絡特急の、成田エクスプレス号に関しても、日中の列車を中心に、運休中になっている事は、何度か当ブログでも投稿いたしました。
現在、特急成田エクスプレス号も、本数を減便しながら運転しておりますが、それでも利用者は少ない状況が続いております。
ただ折角、30年近くに渡り運転して来た、空港連絡特急ですから、このまま廃止するのは、やはり寂しいですし、E259系を生かして運転するには、どうすれば良いのか、考えてみる事にしました。
まず特急成田エクスプレス号は、首都圏の主要な都市から発着し、千葉の成田空港を結んでおります。
1都3県の東京・神奈川・千葉・埼玉を、それぞれ結んでますので、期間限定で首都圏の都市間を結ぶ列車として、成田空港利用者以外に都市間利用者も、乗車する機会を設けてみては、如何かと思います。
例えば朝の上りと、夕方から夜間の下り列車は、千葉駅に停車しておりますが、これを全列車停車し、前述の時間以外にも停車する。
その他には埼玉大宮発着の列車で、新たに浦和に停車するのも、良いかと思います。
先日ロケの帰りに、千葉駅から総武快速のグリーン車を利用し、東京駅まで移動して、中央快速線で新宿を経由して、埼京線で池袋駅まで移動いたしましたが、コロナ禍の緊急事態宣言により、夜間発車の列車は利用者が減少しているとは言え、乗り換えは大変でした。
もし千葉に特急成田エクスプレス号が、朝の上りだけで無く夜間の上りも停車していたら、千葉から池袋まで移動する場合、料金は高くなりますが、乗り換え無しで移動できるメリットは、計り知れないかと思います。
その他にも千葉から立川・八王子に移動する場合、早朝に発車する特急あずさ号以外にも、特急成田エクスプレス号の停車で、便利になりますので、利用価値は有ると思います。
千葉から横浜方面は、総武快速線と横須賀線の快速列車が多数、運転されている為、効果は薄いですが、前述の東京多摩西部や埼玉南部だと、利用価値はアップするでしょう。
首都圏の都市と千葉成田空港を結ぶ、連絡特急としては主旨がずれますが、利用者減少したまま運転させるよりも、心機一転して都市間利用者を取り込む事も、30年近く運転して来た、特急成田エクスプレス号を今後も、運転継続させて行く上で、欠かせない対策かと思います。
現に京成スカイライナーも、青砥駅の臨時停車を、実施しておりますからね。
全体的な運転本数がJRが多い為、あまり比較にはなりませんが、ダイヤ改正以降の対策として、検討して欲しいと思います。
※写真は総武快速線を走る、特急成田エクスプレス号の回送列車。