豊肥本線を走ったSL快速あそぼーい号

 おはようございます。今朝の東京は雨模様の天気で、湿度は高めの朝を迎えました。
 
 さて九州熊本~大分を結ぶ、全長約150kmの豊肥本線に嘗て臨時列車として、SL快速あそぼーい号が走っておりました。
 熊本~宮地(阿蘇市)の約60km弱の距離を、土日祝および夏休み期間中等を中心に、3両の客車を連結し同線の立野~赤水の、阿蘇外輪山のスイッチバックも走り、懐かしいSLの汽笛と石炭の匂いを受けながら、阿蘇山阿蘇カルデラの風景を眺め移動することができました。 また車内にはビュッフェも有り、軽食も楽しめSLの旅を演出しておりました。
 豊肥本線を走ったSL快速あそぼーい号も、SL9600型蒸気機関車のボイラー老朽化と台枠の歪みで、2005年8月27日を以て運行が終了いたしました。なお9600型蒸気機関車はその後、JR九州の小倉工場で整備されボイラーも新製されて現在は、熊本~人吉間をSL人吉として肥薩線を経由し、急流な球磨川沿いを走っております。但し臨時運転で運行期間は限定されており乗車する場合は、時刻表を確認の上ご乗車されることをお薦めいたします。
 先月の九州熊本大地震から1ヶ月が経ちましたが、豊肥本線は現在も肥後大津~豊後荻間で運転を見合わせております。全線で運転再開になった時には、ぜひもう一度SL快速あそぼーいをリバイバル運転して欲しいと思います。また熊本・大分の復興が1日も早くなりますことを、心からお祈りいたします。
 ※ 写真はSL快速あそぼーい号、ラストラン(2005年8月27日)に撮影。立野~赤水の阿蘇外輪山の勾配を、DE10型ディーゼル機関車に押され煙を上げながら、登っているシーンです。

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