セノハチ専用機関車EF67

山陽本線の八本松~瀬野間(広島県の大山峠辺りです。以下セノハチ)の10.6kmの区間の補機として、主に貨物列車の最後部に連結されている、もみじ色の直流電気機関車EF67型(以下 EF67)の写真をお届けいたします。

EF67広島貨物ターミナル西条駅間の、山陽本線上り貨物列車の補機として運用されております。EF67は0番台がEF60後期型から3両が改造され、東京側の運転席側には自動解放の装置が付いておりました。(2002年3月のダイヤ改正で、自動解放は廃止され自動解放装置も撤去されております。)また100番台はEF65一般型の最終グループから5両改造され、100番台は落成当初から自動解放装置は装備されておりませんでした。

現在EF67の0番台は、次世代機関車のEF210型300番台3両に置き換わり、1号機が広島機関区に保管され、2・3号機が解体されております。なお100番台5両については現在も現役で活躍しております。

写真は何れも西条駅で2002年5月に撮影した画像です。上の画像が0番台東京方の運転台でデッキ付です。2番目の画像が広島方の運転台です。(何れも改造当時は、走行中に自動解放を行っておりましたので、この様な貫通型・非貫通型と、パンタグラフが下枠交差型と菱形パンタグラフと、非対称の運転台となっておりました。3番目・4番目の画像は100番台の写真です。0番台との違いは運転台下回りが簡素で、運転台どちらも非貫通で下枠交差のパンタグラフになっていることです。100番台は改造当時から自動解放を想定していなかった為、運用開始当初から広島貨物ターミナル~西条間で連結され、西条で停車し切り離しておりました。

今後EF210型300番台の増備や、EF200型の運用減少で余剰機のセノハチ運用に回る可能性が発生した場合、EF67100番台も運用離脱が予想されます。100番台もEF65型131~135号機からの改造で1970年代の製造の為、車歴は46年近くになります。

JR貨物の貨物列車運用効率化や、機関車の共通運用化でEF200EF210型300番台が、本線運用と兼務で運行される計画も有ると思いますので、撮影される方々はお早めに済ませますことを、お薦めいたします。
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