運行開始から11年を迎えたJR東日本E531系電車

おはようございます。今朝の東京は朝から快晴の青空が、広がっております。

さてJR東日本常磐線水戸線が現在、営業運転中のE531系交直流電車(以下E531系)は昨日を以て、営業運転としての運行開始から11年を迎えました。

現在は全ての車両は同社、水戸支社の勝田車両センターに配属されております。内訳は基本編成(10両編成グリーン車付)が230両、付属編成(5両0番台)が125両、そして昨年新たに誕生した3000番台(耐寒耐雪仕様)が20両の計375両が、2016年7月1現在配属されております。

E531系は老朽化して403系・415系電車の置き換え用として、2005年3月に誕生しました。誕生当初はモノクラス編成で、2階建てグリーン車はございませんでしたが、宇都宮線高崎線グリーン車が連結され好評だったことから急遽、常磐線E531系にも連結される事が決まり、2006年秋頃から新製され2007年始めから組み替えが始まりました。

2007年3月のダイヤ改正で、上野口の403系・415系およびE501系を撤退させ、上野から土浦方面へ行く普通列車は全てE531系の2階建てグリーン車付で運行される様になりました。

常磐線普通列車グリーン車も営業運転当初は利用者も少なく、先行きが懸念されておりましたが、現在では利用者も増え、ラッシュ時間帯はグリーン車の座席も満員になる列車も出て来ました。

一昨年に上野東京ライン直通用の増備車として新たに、基本編成1本が誕生し更に水戸線415系置き換え用に付属編成が3本増備されました。そして昨年には将来、東北本線黒磯駅での直流・交流切り替え移設?に伴う運転を考慮し、耐寒耐雪仕様の3000番台が20両、新たに増備されました。

375両のE531系は現在、基本編成は上野東京ラインを直通し品川~高萩で運行され、付属編成は品川~竜田(品川・上野からの直通の場合、土浦で前寄り5両の付属編成は、切り離しいたします。)および水戸線で運行されております。

常磐線水戸線での普通列車での運行は、E501系とE531系の運行で暫く続くものと思われます。また3000番台が東北本線の宇都宮~新白河で運行された場合に、どの様な運用になるのかも目が離せないです。

写真は常磐線 北小金南柏間を走る、E531系電車の上野行き。(2011年8月撮影)

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