姿を消した重連貨物列車

現在JR貨物の機関車牽引の貨物列車は、そのほとんどが単体での貨物牽引が多くなり、嘗て蒸気機関車時代からの重連牽引貨物列車はすっかり姿を消してしまいました。

重連牽引貨物列車の中で最も目立った活躍をしていたのは、東北本線の黒磯~青森信号所迄のED75型交流電気機関車による、貨物列車の牽引だと思います。

東北本線の貨物列車は首都圏~北海道を結ぶコンテナ貨物列車が多い為、重量増や途中の奥中山の峠越え等のスピードキープと粘着性能を保つ為に、ED75型コンテナ貨物列車の牽引は重連が多かったです。単体での貨物牽引は主に車扱貨物の燃料輸送貨物位でした。

この様に永年、東北本線重連貨物列車の牽引を担って来たED75型交流電気機関車も、老朽化により次世代機関車のEH500に置き換えられ、今から5年前のダイヤ改正でその姿を消しました。

写真は今から14年前に東北本線 鏡石~矢吹で撮影した、隅田川貨物ターミナル発札幌貨物ターミナル行きの貨物列車です。ED75型一般型の重連牽引に当時、胸が熱くなりました。

(2002年6月撮影)

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