キハ283系特急スーパーとかち号

2000年3月のダイヤ改正から2013年11月のダイヤ改正迄、運行されて来たキハ283系特急スーパーとかち号の写真を掲載いたします。

以前、当ブログにて特急とかち号キハ183系の写真を掲載いたしましたが、キハ283系特急スーパーとかち号は振り子式機能を生かして、札幌~帯広間の運行をキハ183系よりも早い速度で結んでおりました。ただ本数が1往復の為、乗車機会が限られ私自身、乗車することができずに運行終了になり残念です。

現在は特急スーパーとかち号は、キハ261系1000番台で全便運行されておりますが、新型車両でキハ183系よりも快適な設備の為、移動は楽になっております。

さて根室本線は先月発生した、台風の影響で富良野~芽室間にて運転見合わせ中です。路盤流失・橋梁流失で運転再開は11月下旬頃の予定ですが、この期間に特急スーパーおおぞら号と共に全便運休はJR北海道にや乗客にとってもかなりの打撃だと思います。また活発な前線により、北海道も更なる大雨が降る予想で被害の拡大が懸念されます。

その他に石北本線や宗谷本線等でも、台風や大雨被害により運転見合わせ中の為、札幌からの特急列車の全便運休や一部運休が発生しております。秋の観光シーズンに運転見合わせも打撃ですが、JR北海道の赤字も大きく拡大しそうです。

今年12月4日に留萌本線 留萌~増毛間が廃線になりますが、石勝線 新夕張~夕張間も廃止が決まりました。今後は札沼線北海道医療大学新十津川間の廃止も懸念されております。JR北海道だけの独立採算で鉄道事業はかなり厳しい面がございます。札幌中心地域が人口も多く鉄道輸送での採算も取れますが、その他の道内地域は人口も少ない為、鉄道路線の運行も苦戦している状況です。

今年3月に開業した北海道新幹線の経営も、JR北海道にとっては重い負担の様で、新幹線の開業により前述の路線廃止に利用者の少ない駅の廃止、列車の減便も今後は進行して行くものと思われますので、JR北海道だけの鉄道経営が成り立たなく恐れがございます。分割民営化から来年で30年経ちますが、分割したのは果たして正しい判断だったのか今更ながらに疑問が残ります。

先ずは現在運転見合わせ路線の早期復旧を目指し、冬季の厳寒な環境が到来する前に全線での運転再開を、望みたいと思います。

写真は芽室~上芽室信号所のカーブを通過する、キハ283系特急スーパーとかち号。(2009年9月撮影)


イメージ 1