明日から待望の運転再開です!

今年8月に発生した、台風による被害の為、根室本線新得~芽室で長期間運転を見合わせておりましたが、明日の始発から運転再開となりました。
特急列車では、スーパーおおぞら号の札幌~釧路間と、スーパーとかち号の札幌~帯広間の運転再開と、富良野線経由の快速狩勝号の旭川~帯広間、キハ40系を使用した滝川~釧路間の普通列車も運転再開されます。また根室本線を走る貨物列車も同様に運転再開となります。
これから本格的な冬季の豪雪シーズンとなる北海道で、運転見合わせだった鉄道が年内に復旧できたのは、喜ばしいことであります。復旧に向け現場で作業に携わった方々の、日々の工事で早期の開通を達成したことに、感謝したいと思います。
JR北海道も今年の自然災害で、損失額が例年よりも高くなり、経営も危ぶまれている状況でございますが、赤字ローカル線の廃止も加速しそうな感じで、今後の動きを懸念しております。
年末年始に北海道の故郷へ帰る方々は、今年北海道新幹線が函館新北斗まで開通いたしましたが、運賃や料金も高くLCCの運航拡大で格安航空で帰る方の方が、多い状況かと思われます。
来年のダイヤ改正で、特急オホーツク号と同サロベツ号、同スーパー宗谷号の旭川発着が決定いたしました。特急サロベツ号のキハ183系も、この年末年始は最後の運行となりますが、厳寒の北海道で豪雪の中を走るシーンを撮影しに、足を運ぶ鉄道ファンもいらっしゃると思います。
撮影地の現場は雪深い処が多く大抵、膝辺りまで雪がスッポリ埋まってしまう位の撮影地ばかりです。現地でのロケを決行する場合は防寒対策と無理をしない行動が不可欠でございますので、気を付けて行動して欲しいと思います。
JR北海道の次世代特急車両としては、電化区間と非電化区間JR東日本の豪華寝台列車の「四季島」の様なEDC方式での運転か、リチュームイオン電池を使用したJR東日本JR九州の様な車両を開発できれば良いのですが、EDC方式はコスト面での問題と、リチュームイオン電池での運行はバッテリーが冬季の豪雪期に運行する場合、バッテリー上がりで立ち往生するリスクがございます。
リチュームイオン電池を使用しての電車も、未だ一般型車両での実用化段階でございますので、非電化区間の長いJR北海道の路線では夏季の場合は問題無くても、冬季は前述のバッテリー上がりの問題とコスト面での問題が残ってしまいます。
本来であればせめて新函館北斗東室蘭でも良いので電化できれば良いのですが、電化するにしてもトンネル断面積の改修工事や、電化費用や沿線人口の利用者が見こまれない地域を通過する為、採算面での問題も山積みでございます。
789系電車の0番台が、EDC方式に改造できれば良かったなと思う面もございますが、改造にしてもディーゼルで運転sする場合、タンクの設置場所や乗務員免許の問題もございますので、やはり耐寒耐雪したリチュームイオン電池を使用した電化区間と非電化区間を走れる車両が、登場して欲しいと思います。ただ電化区間でバッテリーに充電し非電化区間では現段階で、30kmの距離しか走行できない為、長距離運転に耐えられるリチュームイオン電池使用の電車開発が、望まれる処でございます。
写真は上芽室信号所で交換する、キハ283系ディーゼルカーの特急スーパーおおぞら号と、特急スーパーとかち号。
2009年9月撮影


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