引退迫る!東京メトロ千代田線用の6000系電車

こんばんは。ブログ更新が遅くなりまして、申し訳ございませんでした。

東京メトロ千代田線用の6000系電車(以下6000系)は、来年度を以て後継の16000系電車へ置き換えの予定です。

以前も当ブログで6000系電車の記事を掲載いたしましたが、今日は今年6月20日を以て運用離脱した6000系の8編成電車の写真を掲載いたします。

こちらの写真は今から5年前に、JR常磐緩行線北小金南柏間にて撮影した画像です。千代田線開業時に誕生した6008編成は40年近く、千代田線内の運行を始め、JR常磐緩行線の取手と小田急線の本厚木・唐木田を結んで来ました。

40年近く活躍して来た車両である為、車内の更新もされて来た車両ですが、側面の上昇下段式の窓を持つ最後の編成でもありました。(9編成以降は1段下降式窓へ変更されました。)

現在は新木場の東京メトロ有楽町線車両基地へ留置され、インドネシアへ向け旅立ちの準備をしておりますが、日本の高度成長期時代に誕生し、東京近郊から都心への通勤・通学輸送を担って来た車両だけに、インドネシアでの経済成長が高く見込まれる国で、次の仕事を担う6000系電車は恵まれた1編成の車両だと思います。

同じ6000系インドネシア鉄道へ転した仲間の車両も居れば、残念ながら機器の不具合や著しい老朽化で廃車解体された仲間も居ることを考えると、インドネシア自社の鉄道車両に比べ整備の行き届いた日本の鉄道車両が、安全で快適に走れるのは、とても喜ばしいと思います。

千代田線で運用される6000系電車も残り少なくなって来ましたが、撮影できる機会があれば足を運び記録写真をネットで公開して、東京メトロ初のローレル賞を受賞した6000系電車の魅力を後世に、伝えて行けば良いと思います。

現役車両が最後迄、脱線事故や転覆事故により死傷者も無く、安全輸送を全うし16000系電車へ引き継いで頂きたいと思います。
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