地震の影響による、運転見合わせが発生しております!

こんにちは。今朝6時頃に発生した地震の影響で、東北地方の宮城県から福島県鉄道路線では、10時現在も運転を見合わせしている路線もございます。
津波警報津波注意報が、青森県から千葉県の太平洋側で気象庁から出されておりましたが、一部地域では解除された地域もあり、今後津波の発生がなければ気象庁から現在出されている、津波警報津波注意報も解除されると思われます。
さて前述の宮城県から福島県鉄道路線で、今朝の福島県沖の地震により、運転を見合わせしている路線では現在、線路点検が行われており、安全と回送列車を兼ねた試運転で支障がなければ、運転再開の見込みでございます。
ただ暫くは運転再開されたとしても、ダイヤの乱れは続きますし、列車の運休は発生するものと思われますので、出張や旅行および通勤や通学では、ご自身利用される鉄道路線の運転状況は、常に確認された方が良いと思います。
掲載写真の仙石線も、5年前の東日本大震災で大きな被害を出し、全線運転再開に長期に渡り運転見合わせいたしました。写真の仙石線 陸前大塚~東名は松島に近く、普段は穏やかな海景色ですが、東日本大震災では津波による大きな被害を出し、地震発生した当時に走っていた電車が津波に飲みこまれ脱線し、90度の角度で車両が発見されました。(被災した車両は現地で廃車解体されました。)
日本も地震や台風による自然災害が多い国ですが、今後はこの様な自然災害のサバイバルとして、自ら責任を持ち、情報収集を怠らずに、的確な行動をすることが求められる時代ですので、何時も利用している電車が当たり前に運転して当然と思わずに、どうしたら迂回経路を利用し早く目的地に辿り着けるのかを考え、行動して欲しいと思います。
常磐線沿線にある福島第2原発で、今朝の地震の影響により第3号機で、冷却装置が動かず約90分近く停止いたしましたが、また再び地震が発生し、トラブルにならないか懸念されております。
常磐線も5年前の東日本大震災で、同じく大きな被害に遭い、脱線転覆したE721系4両は現地で廃車解体されました。また札幌貨物ターミナルから東京隅田川貨物ターミナルへ向かう貨物列車は、先頭のED75と連結されていた貨物列車の両方が被災し、貨物列車は脱線転覆しED75 1039号機の機関車だけが津波に耐えました。そのED75 1039号機もナンバープレートのみ残して、現地で廃車解体されました。
常磐線の一部区間では海岸沿いから高台や山寄りのルートに変更され、来月には一部区間で運転再開されます。5年前の東日本大震災の教訓を生かし今後、被害が発生しても最小に留め、長期間の運転見合わせは避けて欲しいと思います。
写真は2009年10月撮影。


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