常磐線が全線開通したとしても・・・

常磐線の特急は現在、品川・上野~水戸・勝田・高萩・いわきの特急、ひたち号とときわ号が運転されております。

いわきから先の原ノ町~岩沼~仙台方面の特急は、東日本大震災福島原発事故の影響で、現在も竜田~小高で運転を見合せており、例え全線開通し運転再開されても、いわき~仙台の特急運転の可能性は、かなり低いと思われます。

これは前述の、東日本大震災福島原発の事故で従来住んでいた方々の、移住や引っ越しにより過疎化が進んでいることや、既にいわき~仙台の高速バスが、安価や運賃で運転している為、採算が不透明な特急運行を、この区間で運転する可能性が低いからです。

また車両を当初E653系を、使用するとのことでしたが、製造両数72両で全車が新潟車両センターで、特急いなほ号・しらゆき号に使用されている為です。

特急しらゆき号に使用中のE653系も、第3セクターえちごトキめき鉄道で、糸魚川へ乗り入れとなりますと、交流20000V60Hzの機能が装備された同車は、それらの運行に欠かせないと思います。

全線開通したら臨時で、E657系を使用した臨時列車が運転されると思いますが、定期列車としての運行は、無いと言って良いでしょう。

常磐線全線開通が、待ち遠しいです。

写真は、羽鳥~岩間間を走るE657系の、特急スーパーひたち号。(2014年3月撮影)


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