やはり廃車解体は悔やまれます!

先日、JR九州の783系ハイパーサルーンの4両が、老朽化(実質は余剰)を理由に廃車され、同社の小倉工場で解体されました。
前回のブログでも書き込みいたしましたが、現在JRの波動用予備車として活用する例は、どのJRもあまり無いみたいで、それならば2000年のダイヤ改正時に波動用予備車を持たずに、先頭車や特別な車両(ラウンジ等)に改造して活用すれば、まだ生き延びた可能性も無きにしもあらずだと思います。
まあJR北海道の785系NE303編成2両や、JR東日本E751系中間車6両も余剰を理由に、それぞれ廃車解体されましたが、JR北海道のNE303編成もこれからの冬季の豪雪による車両故障に備え、半ば定期列車として特急スーパーかむい号の運用に充当すれば、良かったのではないかと思います。青函トンネルを通過した同車を使用し、青函から生還した785系NE303編成の、特急スーパーかむい号参上!とキャッチフレーズを付ければ、厳寒な北海道で活躍する785系NE303編成も、他の785系と同様に最後の奮闘で活躍できたのではないかと思います。
まあNE303編成785系の、特急スーパーかむい号もグリーンのフェイスがアクセントになり、益々魅力が出たのではないでしょうか。
JR東日本E751系も今では、悲劇の特急電車になってしまいましたが、6両編成3本の18両をフルで有効活用する場合、磐越西線の特急あいづ号位の活躍が妥当だったと思います。その他にもし常磐線沿線で東日本大震災の復旧が早く進み、東京電力福島第1原発での爆破事故が無ければ、E751系もいわき~仙台の特急電車として活躍していたのではないでしょうか。愛称もいわきの故 美空ひばり像と、嘗て東北本線の仙台行き特急として活躍した、ひばり号として常磐線が不死鳥の様に蘇った愛称として、運転されたのではないかと思います。
これもJR東日本東北新幹線の延伸でE751系で、現6両編成が真面に活躍できる線区が、限定されていることは分かっていたと思うのに、何故E653系青函仕様で製造しなかったのか悔やまれます。
JR型車両も余剰が発生したら最近では、あっさりと廃車いたしますが、長期耐久性の鉄道車両として製造されたのに、やや残念な気持ちになるのは、私だけでしょうか。
さて783系ハイパーサルーンは現在86両の稼働になってしましましたが、今後JR九州は783系の前面展望を生かした、ジョイフルトレインに改造するのでしょうかね。
私としては末永く活躍して欲しいと思いますが、こればかりは恋愛と同様にどうにもなりませんからね。

写真は特急かもめ・みどり・ハウステンボスを併結し、鹿児島本線の撮影地の原田~天拝山を通過する、783系特急電車。(2008年12月撮影)



イメージ 1