JR東日本高崎支社管内(高崎線除く)で運行されている107系電車は、0番台が2013年3月のダイヤ改正で、日光線と宇都宮線での運行を終え全廃されましたが、100番台の方は昨年、4編成廃車されたのみで、現在も前述の路線で活躍しております。
今後、高崎線を除く高崎支社管内で運行されている107系電車も、211系電車に置き換えが進むものと思われます。車内はトイレの部分を除いてロングスシートで、下段式窓が開けられる構造となっており、高崎支社管内の通勤・通学ラッシュ向けの電車と言っても過言では無い車両だと思います。
ロングスシートの為、車内が広々としており何だか少し落ち着きが無くなる車内ですが、ロングスシートながらゆったりしたバケットシートの為、柔らかい座席での移動は空気バネ台車と共に心地よくなります。
大多数の車両はその後、長野総合車両センターに廃車回送され、解体処分されると思われますので廃車後、保存や保管される可能性は、個人が自宅で使う為に買う以外、可能性は低いと思います。現に0番台は全て解体されましたので、リバイバル運転することは不可能になりました。
私たち鉄道ファンにできることは、さようなら運転までに乗車することと、沿線の撮影地で撮影することだと思います。状況が好転すれば1M1Tの107系電車を、中小私鉄が購入するかも知れませんが、メンテナンス部品の確保が難しい場合もございますので、あまり期待はできないと思います。
青春18きっぷの期間も間もなく冬季は終了いたしますが、この3連休を利用して乗車と撮影の旅を、して来てみては如何でしょうか。
写真は上越線の撮影地、井野~新前橋にて。(2005年5月撮影)