おはようございます。今年最初の週末土曜日、如何お過ごしですか。この3連休は明日から関東も天気が崩れる様なので、残念な3連休になりそうで憂欝な気分になります。
EF66は元々1966年9月にEF90として試作車が誕生し、1968年から量産されたコンテナ貨物・冷凍貨物輸送をスピードアップして輸送する為に誕生した貨物列車牽引用の直流電気機関車ですが、EF60代機関車の中で唯一1969年にブルーリボン賞を受賞した機関車でもあります。
幼少時代に学研の鉄道図鑑を見て私は、「将来、EF66が14系・24系客車を牽引しないかな。」と思っていた時代もあり、夢の中にEF66が14系客車を牽引し、ブルートレイン「さくら」号のピンク地のヘッドマークを掲げて、富士山をバックに東海道本線の函南~三島間を運転しているシーンを見た記憶は、今でも鮮明に残っております。まあ実際にはEF66は、1985年3月のダイヤ改正で、東京発の九州ブルートレインに限りEF66が、14系・24系客車の牽引に就き、前述の「さくら」号もヘッドマークが緑地のデザインに変更されて、ブルートレイン牽引は実現いたしましたが。
ブルートレイン彗星号は写真を撮影したその年(2005年10月)のダイヤ改正で廃止され、あかつきの併結列車はなはとの併結に変更されました。ただ編成両数が長いこともあり、EF66の牽引は2008年3月のダイヤ改正廃止まで継続されました。
何度か当ブログにも、ブルートレインあかつき・なは号牽引のEF66を、島本~山崎の撮影地でもあるサントリーカーブで撮影いたしましたので、読者の方々も覚えていらっしゃると思います。もし未だ見ていない方は、過去に当ブログで紹介したブログをご参照願います。
現在、JR線で嘗てのブルートレインは見られなくなり、EF66もJR貨物のみの配置で旅客牽引を見られなくなりましたが、東京発着の九州ブルートレインで、歴代の直流機関車牽引歴では最長の歴史を刻んだEF66は、国鉄末期にブルートレインはやぶさのロビーカー連結で、従来のEF65PFでの牽引にスピード面や牽引定数の関係で実現しましたが、貨物牽引に比べ半分以下のトン数のブルートレイン牽引は、本来の用途からすればかけ離れた運用だったと思います。