改造後、松本運転所(現 松本車両センター)に配置され、1986年11月の国鉄末期のダイヤ改正より、ミニエコーの愛称で使用されました。その後JR東日本に引き継がれたクモハ123-1は、ワンマン運転設備の改造・冷房改造を受け、更に塗装も誕生当初は白地に緑帯の塗装から、ローズピンクと白地のツートンカラーに塗装変更され、2013年3月のダイヤ改正で引退するまで、大きく変わることなく辰野~塩尻(一部は出入兼ねて松本)間で運転されておりました。
私がクモハ123-1に乗ったのは、引退間近の2013年3月14日に最初で最後の乗車をいたしました。ロングスシートの車内がただ広く感じ、辰野~塩尻の僅かな区間ながら、乗換の乗客で混んでいたのが印象的でした。
塩尻到着後は、小野~塩尻間の撮影地に向かう為、タクシーで撮影地に移動いたしましたが、当時私も初めて前述の区間での撮り鉄の為、運転手に上手く行き先を伝えることができず、道に迷いながらも何とか撮影地に辿り着きました。
同区間の本数は塩嶺トンネル経由の列車が多い為、ミニエコーが来ない時間帯は間隔がもの凄く感じる撮影地でした。
撮影場所は山間の為、僅かながら残雪が有ったものの、深雪で無かったのは撮り鉄する私にとっては、幸いな環境でした。
撮影場所は山間の為、僅かながら残雪が有ったものの、深雪で無かったのは撮り鉄する私にとっては、幸いな環境でした。
JR東日本・JR東海で全廃された現在、JR西日本のクモハ123は、トイレ取り付け改造も行われて、主に運転区間が長くて通勤・通学時間帯のラッシュ時には、その車内設備と輸送力の増強を発揮して、地方都市の輸送に貢献しております。
JR西日本では単行運転で、105系と連結して営業運転可能なクモハ123は、同社国鉄車両の中では最後まで残る車両となりそうな予感がいたします。山陽本線で最高速度ほぼいっぱいで走る、クモハ123+105系電車の編成は効率化・合理化にピッタリの車両と言えるのではないでしょうか。