昨年の12月に退職された方、今月末で退職される方で、自己都合で無く企業の業績悪化で、会社都合の退職を迫られた方々も、かなりいらっしゃると思います。
これからの日本で、正社員になっても1960年代の様な、高度成長期時代の様な好景気の日本は今後、到来しないと思います。何故ならば、少子高齢化により今後、自国で売り上げ増が見込める展望が無いこと。AI化が進み単純労働を中心に人員が必要無くなること。グローバル化により外国人労働者が安価な時給で、仕事を引き受ける為、人件費の高い日本の労働者への仕事は少なくなること等です。
現在、正社員になったとしても待遇が年々良くなるよりも悪くなる方が、可能性として高いですし、大企業ですら大規模リストラや業績不振を抱えている状況ですので、安定と安泰は幻想になって行くと思います。
今の時代、正社員に拘らなくても、非正規の派遣社員・契約社員・嘱託社員・アルバイトで仕事を探せば、年齢の厳しい中高年でも仕事が見つかる場合が多いです。ただ正社員に比べボーナスは皆無・退職金皆無で時給も安い場合が多いですが、現在は週3日勤務可能な派遣も求人に掲載されて来ておりますので、2社掛け持ちで働くか自分で副業しながら稼ぐこともできますので、正社員や正職員に比べればリスクヘッジの対策は、立てやすいと思います。
私たち中高年世代から上の世代の方々は、学校の教師・親・親類・友人・マスメディア・世間から、「良い高校・大学を卒業して、良い企業や公務員として就職し、途中で辞めずに定年まで1つの組織で働きなさい。そして収入を得たら貯金をして、将来の結婚や老後に備えない。」と洗脳教育を強く受け過ぎた世代の為、失業しても中々キャリアチェンジができない人が多いのも、この世代の特徴かと思います。
かく言う私も正社員を失職し、前述の洗脳教育で正社員に拘ったばかりに、貴重な時間を損失して来ましたが、正社員で例え就職しても若手の新人とは異なる対応をされ、責任の想いペーペーな新人で、年下の上司から使われ、文句を言われ給与も低いと言う状態に陥る場合が多いので、それが原因でストレスやうつ病で退職される方々も、後を絶たないと思います。
前述の洗脳教育から抜け出して、雇用条件に拘らずに非正規で二股就労をして、リストラ対策を施せば1つ駄目になってももう1つの就労が生きていれば、リスクヘッジは可能でございます。
国(政府)も福祉に関する財源は、これからどんどん減少させて行きますし、社会保険の負担と税金もこれからは、どんどん高くなって行くと思います。
自ら仕事を創れる人間になって社会に於いて、人々に喜ばれる仕事を目指すことも、要求される時代になりますので、若い方々は先ず、自分が人にどんな価値で、お金を稼ぐことができるのかを模索し、失敗しながらも自ら稼げるスキルを身に付けて下さい。
私たち中高年世代も、今までの学校教育から影響を受けた洗脳を少しづつ棄てて、自ら稼げる方法と会社や国に依存せずに、自ら考えてリスクヘッジを生き抜くスキルを身に付けて、周りの洗脳でぶれない人生を目指して行きたいと思います。
もう正社員で安定の時代は終わりだ!