681・683系の転配方法が上手いと言えないJR西日本

大阪・名古屋から金沢・和倉温泉を結ぶ、特急サンダーバード号や特急しらさぎ号に使用されている、683系電車ですが、一昨年の北陸新幹線開通に伴い、681系と共に余剰車両の有効活用策が、実施されました。

その中で、特急しらさぎ号に使用された683系2000番台が、289系化へ改造し特急くろしお号や特急こうのとり号へ転用する際に、編成の組み替えが行われて来ましたが、短編成化で余剰になったサハ683-2509・サハ289-2510の2両が、昨年7月11日に余剰廃車されました。

誕生してから10年前後の車両で車歴も若く、幾ら付随車で使用用途が限られるとは言え、JR西日本の転配方法としては要領の悪い転配かと思います。

昨年は特急こうのとり号で使用されている、289系のグリーン車も全車グリーン車を、重要部検査出場時に半室グリーン車へ改造し、普通車座席にを増設して運用に就いて為、これならば特急くろしお号に283系と289系で統一して、287系を捻出して特急こうのとり号へ転用すれば良かったのではないかと思います。

まあJR西日本も様々な事情が有るのでしょうが、何だかあまりにも計画性の無さに閉口してしまいました。まあ私も口の悪い人間ですが、この辺りはどうぞご了承願いたいと思います。

さてもし転用するので有ったならば、逆に付属編成を681系や683系から捻出して289系化改造し、グリーン車に関しては半室改造で賄えば良かったのではないかと思います。基本編成の方は需要の多い特急サンダーバード号や特急しらさぎ号へ充当し、嘗ての様に基本編成を6両から7両編成にしても良かったのではないでしょうか。

もう鉄道も編成を短くして、詰めて旅客を乗せる時代ではないと思いますので、特急列車で移動する際に楽させても良いと思います。イケイケ高度成長期時代や、バブル時代では無く少子高齢化・過疎化・長期不景気の続く低成長期時代の日本なんですし、他の交通機関か力を付け運賃も安くして、快適に移動できる様になりましたので、運賃や料金を安くできない鉄道は、その分のハンディーとして快適性と乗客に楽して移動させるのが、これからの生き残りに、必要になるのではないでしょうか。

今日は朝から辛辣なブログになりましたが、今年6月にデビューする「トワイライトエクスプレス瑞風」の成功を、祈りたいと思います。

写真は北陸本線 (現 IRいしかわ鉄道線)倶利伽羅~津幡の笠谷踏切のカーブを通過する、特急しらさぎ号の富山行き。(現在、富山への運行は廃止されております。) 2008年6月撮影


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