当初の計画ではE217系も基本10両編成+付属5両編成で、基本編成の後寄りに連結して運用する計画でしたが、逗子駅の構内配線の改良工事に、多額のコストを要しやむ負えず、現在の様な編成になってしまいました。
しかし幕張車両センターには普通列車用の209系の他に、特急列車用の255系・E257系500番台も配置され、幾ら広々とした幕張車両センターへ全車E217系電車を転属させても、容量オーバーになる可能性が高いので、手狭な鎌倉車両センターと鎌倉車両センター逗子留置線へ、配置せざる負えないのではないかと思います。
E217系も東海道本線で限定運用されていた時代には、基本編成10両へ短縮させ付属編成を5両にして、連結・解放の無い列車で運転しておりましたが、柔軟に連結・解放して運転できなかったのは、残念な結果だったと思います。
もしE217系が基本編成が前寄りで、付属編成が後寄りで有れば、4号車・5号車のグリーン車の停車位置も、各駅で統一できて乗客への混乱を、防げたと思うと残念でなりません。また千葉支社管内でE217系で付属編成が後寄りで有れば、末端区間の運転も拡大した可能性も高かったと思います。
例えば東京~館山を結ぶ平日限定の特別快速は、来月4日のダイヤ改正で廃止されますが、木更津から館山へは付属編成のみ館山へ直通いたします。付属編成で館山へ直通させる為、基本編成を一旦ホームで切り離して、移動させてからの発車となり、それらの作業で無駄な時間を要しているのも、廃止になる一部の原因かと思います。(廃止の理由は利用者減ですが)
今後、横須賀線・総武快速線へはE235系の投入を計画しておりますが、現在の基本編成+付属編成の位置は、他のグリーン車付の電車と同様に、統一した編成にして欲しいと思います。まあできればE217系で運転中の現状から、改善して欲しいとは思いますが、JR東日本の運用効率の悪さを露呈した感じでした。
横須賀線は逗子留置線や田浦駅ドアカット等で、運転でボトルネックになる箇所がございますが、ドアカットも支障を来たしておりますので、もういっそうのこと日中は、横浜線直通のE233系を根岸線の大船から横須賀線へ乗り入れて、横須賀・久里浜へ8両編成で、直通させた方が良いのではないでしょうか。ドアカット問題は解決できても、今度はトイレが車内に無いので、これも問題になりそうですが。