さようならキハ183系特急サロベツ号!

今日は女優の堀北真希さんが、家庭に専念する為、芸能界を引退宣言し、JR北海道ではキハ285系が札幌苗穂で解体される等、皆さんにとって寂しい3月のスタートになったのではないかと思います。

そのJR北海道で札幌~稚内を結んでいた、特急サロベツ号のキハ183系が3月3日の運転を以て、キハ261系に置き換えられ運転区間も、旭川稚内に短縮されます。

私が特急サロベツ号のキハ183系を利用したのは、今から9年前の5月3日に旭川稚内で乗車したのが、最初で最後の旅となりました。その旅の行程は、前日に成田空港からJALの国内線で札幌千歳で道内入りし、新千歳空港~南千歳~釧路~網走~旭川稚内とハードな旅をいたしました。

南千歳~釧路間は特急まりも号のB寝台で移動し、釧路~網走間はキハ54の普通列車で移動し、網走~旭川間は特急オホーツク号のグリーン車で移動し、旭川稚内は特急サロベツ号の普通車指定席で移動しました。

読者の皆さんからすれば、随分ハードで無謀な旅程だなと思っているかも知れません。特急まりも号のB寝台もゴールデンウィーク期間中の為、寝台車も満席で指定された寝台がデッキ寄りの為、デッキからの冷気で寒くて腹痛になり、何度もトイレに立ち寄りました。

釧路に朝6時に到着してから、釧網本線普通列車の網走行きに乗り、キハ54の座席で座りぼんやりと、オホーツク海を眺めたりもして移動いたしました。この列車で移動した時に、知床斜里で菓子パン類の販売をしておりましたので、朝食がてらにロールケーキを買って食べた思い出がございます。現在も販売されているのかは、定かでございませんが、釧網本線に再び乗車する機会が有れば、またクリームの豊富なロールケーキを食べてみたいと思います。

網走から旭川は特急まりも号のB寝台で熟睡できませんでしたので、特急オホーツク号のグリーン車でまったり移動いたしました。3列シートのグリーン車ゴールデンウィーク中にも拘わらず空いており、グリーン車サービスの珈琲をツインクルレディーから頂き、石北本線の車窓を楽しみながら飲み干しました。また車内販売の限定弁当を購入し、昼食を食べて旭川までの旅を楽しみました。

旭川到着後、特急サロベツ号の接続までは、約1時間近くあり朝の釧路からの移動で、疲れを感じてしまったのか体がだるくなり、特急サロベツ旭川稚内移動中は、喉の痛みと発熱も伴いながら、終点の稚内に到着しました。

その後、稚内駅近くの稚内全日空ホテルで夕食を摂りましたが、あまり食欲が無く早々と就寝しました。
翌日起床した朝は、完全に風邪を引いており、その日はホテルで半日近くベッドで過ごし、午後から稚内周辺を歩きました。しかし体がだるくて思う様に移動できませんでした。

そして最終日の5日に稚内を後にし、稚内空港からANAで羽田に到着した後、真っ直ぐに自宅に帰宅しベッドに入って就寝しました。

この様に特急サロベツ号の乗車で、ほろ苦い思い出の乗り鉄となりましたが、5月の北海道は朝晩はやはり寒く、本州の感覚で移動した私の、体調管理のミスに痛快いたしました。

まあ道東では6月・7月・8月でも早朝寒い日は、ストーブや暖房器具を出して暖を取りますからね。

ダイヤ改正後、北海道の鉄道撮影地で撮影される方や乗り鉄される方は、服装にも気を付けて旅に出て下さい。

写真は函館本線 苗穂~白石のカーブを通過する、キハ183系特急サロベツ号の稚内行き。(2007年5月撮影)


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