E231系電車の車両改造工事が完成いたしました!


JR東日本のグループ会社、JR東日本テクノロジー青森改造センターへ、今年4月から入場していた元中央総武緩行線E231系が、最初の改造工事を終え昨日、同車両センター内で、マスコミ交えてのセレモニーが行われました。

今回、同車両センターへ入場した元中央総武緩行線E231系B22編成は、三鷹車両センターへ配置されていた車両です。10両編成のB22編成を8両化し改造工事の為、青森へEF81に牽引され回送されて来ました。

主な改造工事の内容は、電圧と周波数を交換するVVVFインバーターの車両機器の更新に、武蔵野線での使用を可能にする為の転用整備(LEDの行先表示器の駅名を新たに追加する等の整備)が行われました。

昨日のセレモニーの後、同センターを本日の未明に次の整備の為、秋田総合車両センターへ回送され、車体保全検査を受け、外板の帯色をイエローからオレンジに交換する等の整備が実施されます。

完了後は千葉の京葉車両センターへ回送され、今年9月以降に武蔵野線京葉線で運転される予定です。

武蔵野線に関するブログは、当鉄道ブログで何度か書き込みしておりますが、広幅車体は209系500番台3本が、武蔵野線京葉線で運転されているのみで、その他は205系で運転されております。

武蔵野線205系の運行で統一されたのが、2005年12月のダイヤ改正の時になりますがその後、増発と言う形で武蔵野線京葉線の運用に209系500番台が、三鷹車両センターから京葉車両センターへし、8両化の改造を受けて武蔵野線京葉線に投入されました。

今後、武蔵野線も元中央総武緩行線の、E231系0番台を改造して全ての運用を統一するのでしょうかね。209系500番台も再度、川越線八高線・相模線の205系置き換え用として、改造されて撤退しそうな感じですね。

武蔵野線も10両編成化にできないのは、駅のホームの有効長が8両分しか無い駅も有り、ホームを延伸できないのも理由ですが、沿線はベットタウン化しており、東京・埼玉・千葉を周る環状線の役割を持っておりますので、乗換駅での混雑は激しさを増しております。

その様な状況ですので、205系の標準車体でのラッシュ時の運用は、遅延の原因にもなりますし、製造から30年近く経った車両は、老朽化や車両故障も発生しておりますので、早急に広幅車体へ統一した方が良いと思います。

武蔵野線の場合、普通列車ばかりで無く貨物列車も走っておりますので、スピードの遅い貨物の場合、更に遅延を引き起こしてしまいますからね。

武蔵野線京葉線で運転される予定のE231系0番台は、運転開始初日は府中本町でセレモニーの実施又は、期間限定でヘッドマークを取り付け、「祝・武蔵野線E231系」を掲げて運転されるのでしょうか。

ここ数年、あまり優遇されていない武蔵野線ですので、運転初日は沿線の撮影地も撮り鉄で賑わい、E231系武蔵野線運行初日撮影日として、鉄道ブログに公開されそうですね。

まあ外板のシールは、205系209系500番台と同様のシールになると思いますので、209系500番台と見分けが付きにくい感じですね。武蔵野線209系500番台パンタグラフは、シングルアームに交換されておりますので。

秋田総合車両センター出場時に、改めて公式発表されると思いますので、それまでの静観したいと思います。

写真は中央緩行線御茶ノ水秋葉原間を走る、E231系0番台B9編成の三鷹行き電車。(2017年5月28日撮影分)


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