休日のみ伊豆急行線へ乗り入れしてみれば

こんにちは。昨夜は39年前に、家族と伊豆下田へ行った夢を見ました。

東京から伊豆急下田を、当時183系で運転されていた特急あまぎ号(1981年10月のダイヤ改正で廃止)に乗り、伊豆下田で海水浴や、海の幸を食べた夢を見ました。

特急あまぎ号に乗り、車窓から対向列車や行き違い列車を眺めていた時に、ふと今でも疑問に残ったのは、113系電車のスカ色(横須賀線カラー)の電車が、何故か1両だけグリーン車が連結されて、伊東線伊豆急行線で運転されていたのを、今でも鮮明に覚えております。

確かに特急あまぎ号へ伊豆下田へ旅したのは、私が小学校4年生の時で、日時は忘れもしない1978年8月26日(この日は土曜日)から同年同月の28日(この日は月曜日でした)までの家族旅行を、今でも覚えております。

この当時は伊豆急行普通列車にも、グリーン車が1両連結されておりましたので、乗り入れの関係から当時の国鉄がわざわざ、伊東線伊豆急行線での運用の為に、大船電車区(現 鎌倉車両センター)でスカ色や一部の車両は湘南色と混結させて、営業運転をしていたのでは無いかと思います。

ただ1980年10月のダイヤ改正で、東海道本線横須賀線の分離運転が実施され、伊東線伊豆急行線用の113系国府津電車区(現 国府津車両センター)に移管され、湘南色のみの113系グリーン車1両を連結した、普通列車が運転されておりましたので、車両運用で言えば東海道本線と共通運用ができなかったのは、伊豆急行線の一部駅でホーム有効長が7両しか無い駅が、有ったからだと思います。

その後、伊豆急行普通列車グリーン車を廃止し、同社のグリーン車は普通車に格下げされ、国鉄からの乗り入れた113系グリーン車付の7両編成も、11両編成化されたり老朽化したグリーン車は、廃車されたりしましたので、私が高校生時代に、伊豆方面の1泊旅行で伊豆熱川駅付近のホテルから眺めた時は、113系湘南色の普通車8両で運転されておりましたので、グリーン車1両を連結した編成は、見られなくなりました。

伊豆方面は温泉や海水浴等で、私が子供の頃は賑わいましたが、バブル崩壊によりリゾート地のホテルや旅館は廃業し、ゴルフ場も廃業したりで、年々減少傾向にあります。また伊豆急行線少子高齢化・沿線利用者のマイカー利用やレジャーの多様化で、伊豆急行線の旅客も減少傾向に有り、特急踊り子号はピーク時でも昔に比べあまり混雑しなくなったかなと思います。

それでも特色の有る特急列車の、スーパービュー踊り子号の251系・マリンビュー踊り子号のE259系・今月21日から運転されたαリゾート21を改造した、ロイヤルエクスプレス号そして快速伊豆クレイル号は、盛況の様ですので、1泊2日程度の旅で有れば、首都圏から伊豆方面へ訪れる乗客のニーズは、大きいと思います。

そこで上野東京ライン湘南新宿ラインも、休日や繁忙期に限り、E231系E233系の10両編成を乗り入れてさせてみては如何でしょうか。4号車・5号車に連結されているグリーン車も勿論、営業運転しても良いと思います。

伊豆急行線内でホーム有効長の短い駅は、通過扱いになり線内は快速運転となりますが、一時的なピーク時のシーズンのみ運転の為、特に支障は無いと思います。

直通する上野東京ライン湘南新宿ラインに関しては、特急スーパービュー踊り子号や、特急踊り子号と重複する発着駅では無く、伊豆方面に行くには乗換が必要になる発車駅から、出発すれば良いと思います。

具体的には宇都宮又は前橋方面から、伊東以遠の伊豆急下田方面へ直通運転すれば良いのではないでしょうか。

その様な運転にすれば途中駅からも乗車して来ますし、グリーン車2両も埋まる事でしょう。乗り換えて東京~熱海を東海道新幹線で移動し、狭い熱海駅構内で乗り換えて、熱海始発の伊豆急8000系普通列車の6両編成に乗車して、慌ただしく移動するよりも直通電車で移動した方が、家族連れや高齢者等は良いですからね。

伊豆急行線の線路にE231系E233系グリーン車2両付の10両編成で、運転しても過去に211系10両編成2階建てグリーン車2両が、臨時急行伊豆号で運転されておりましたので、運行には支障が無いと思います。

ただ伊豆急行線内での普通列車グリーン券の扱いを、どの様に取り扱えば良いのかが課題になりそうですね。料金は現行の¥510円(大人・子供同額)にして、駅の自動券売機での発売や伊豆急の車掌からの、車内改札での発売で対応すれば良いと思います。

ただ伊東から先の横浜・東京方面にグリーン車で移動する乗客は多数おりますので、Suicaグリーンの発売に対応する為には、やはり伊豆急行線の主な駅の自動券売機に、JR線直通へ対応させる為に、グリーン券情報を記録できる自動券売機を、対応させれば良いかなと思います。勿論、自社線内のグリーン料金とJR線内でのグリーン料金は、合算できる様な券売機機能にした方が良いですね。

伊豆方面への観光客は前述の理由で減少しておりますが、それでもこの夏休みに伊豆方面へ出掛けるご家族も多いと思います。

高速道路も建設中ではございますが、まだまだ道路事情は良くない東伊豆方面は、鉄道も重要な役割を果たす事でしょう。

安全で快適に移動できる交通機関として、伊豆急行も夏季の安全輸送を担って欲しいと思います。

写真は東海道本線の撮影地、早川~根府川間を通過する、E231系電車の伊東線直通列車。

2011年9月撮影分


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