懐かしの特急スーパー雷鳥がサントリーカーブを通過する

おはようございます。今日は長崎に原爆が投下されて72年が経ちました。今改めて、平和に対する我が国の姿勢も問われておりますが、悲劇が繰り返されない事を願うばかりです。

さて今日最初のブログは、1989年3月のダイヤ改正から2001年3月のダイヤ改正まで運転された、特急スーパー雷鳥号の写真を、当鉄道ブログに掲載いたします。こちらの写真は東海道本線の島本(当時は高槻)と山崎の間に有る撮影地、通称サントリーカーブ(サントリーの京都山崎工場が近くに有る為、サントリーカーブを名づけられました。)

特急スーパー雷鳥号は、大阪と富山を結すび、1号車はパノラマ型グリーン車で、2号車は元食堂車を改造し、和風だんらんの畳敷きに改造され、更にグリーン車座席とラウンジに改造されたグリーン車を連結した、編成で運転されておりました。

一部の編成は七尾線に乗り入れて、和倉温泉に向かう編成も運転されており、モハ485に運転台を取り付けたグモは485も登場いたしました。

外板の塗装はホワイトを基調にピンク系・ブルー系の帯で塗装され、従来の485系のイメージを一新した485系電車となりました。

私も特急スーパー雷鳥号には、1998年11月に乗車いたしましたが、展望グリーン車からの眺めは最高の気分でした。ただ残念だったのは2号車の売店は、在り来りのお弁当の販売のみで、その素っ気無さに衰退ぶりも露呈した感じでした。

485系国鉄末期時代は、滅茶苦茶に改造された車両も多数有り、各新幹線開業前は12両編成の長い編成で運転され、交直流特急電車とし華々しく活躍して来た時代を知る者としては、短編成の485系を見た時には失望感や虚脱感しか感じませんでした。

国鉄の長期累積赤字も有りましたし、今思えば485系も造り過ぎだったと思います。まあ長期債務で国鉄の思考も麻痺して、冷静な判断ができなかったと思う点は、気の毒だったと思います。

現在は北陸新幹線が金沢まで開通し、特急サンダーバード号も大阪~金沢・和倉温泉の運転になり、車内販売も廃止されて、デビュー当初に比べるとやや凋落した感じの印象です。まあせめて数本だけでも第3セクターへ乗り入れて、富山まで運転しても良いと私は思いますが、JR西日本も富山~金沢を、北陸新幹線のつるぎに乗せて、金沢で強制乗継させたい様ですので、利用者も料金面での負担は、大きいのではないかと思います。

これならば、時間が有れば高速バスを安い運賃で移動したくなりますね。ただ時間が掛かり狭い座席での移動を強いられますが。

これからお盆休みで特急サンダーバード号も混雑いたしますが、帰省される方々は上手く、要領良く利用して欲しいと思います。

特急くろしお号の287系電車は和歌山のパンダをイメージして、パンダラッピングが施されましたが、681系・683系の特急サンダーバード号も、雷鳥のラッピングやサンダーバードの愛称に因み、イギリスのテレビ番組のサンダーバード人形のラッピングでもして、イメージチェンジしても良いのでは無いかと思います。

写真は東海道本線の、島本(当時は高槻)~山崎間のサントリーカーブを通過する、特急スーパー雷鳥号の富山行き。

2001年1月14日撮影


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