135両が活躍中のJR北海道721系電車

1988年から2003年に掛けて、JR北海道の近郊型電車としてデビューした721系電車は、初期車が製造されてから、来年で30年を迎えます。

快速エアポートを始め、普通列車まで使用されている721系電車ですが、JR北海道によると2020年頃から、廃車する計画との事です。

全車135両が札幌運転所に配置され、函館本線の小樽~旭川間、千歳線室蘭本線の沼ノ端~苫小牧間、札沼線の札幌~北海道医療大学間で、運転されております。

編成は6両編成と3両編成の2種類が有り、全車はuシートを連結した快速エアポート編成で、3両は普通車のみの編成となっております。(一部の編成はuシート有り)

普通車は転換クロスシート車で、uシートはリクライニングシートの車両となっており、札幌~新千歳空港を結ぶ快速エアポート号の空港利用者や、一部通勤にも利用されております。

国鉄時代に製造された711系よりも加速に優れており、札幌都市圏の輸送改善に貢献し、後の731系・733系・735系の製造にフィードバックされて行きました。

721系も全車135両が2017年現在、1両も廃車されておりませんが、前述の通り2020年に廃車開始される予定ですので、撮影されるのであれば、今から撮影される事をお薦めいたします。

ただ721系も外観で変化が有ったのは、パンタグラフの下枠交差式からシングルアーム式に交換された事や、風車の一部車両がuシートに改造されたり、一部編成がVVVF化された以外は特に改造されておりません。トイレも製造時の和式トイレで、側面の行先表示器も方向幕でLED化されておりません。

今後は大きな改造も無く、現状のまま運転されると思いますので、現在で有れば焦らずに撮影できそうですね。今日の北海道のお盆休みを北海道で過ごされた方々のUターンが、明日まで続くと思いますがuシートも札幌から新千歳空港へ向かう乗車を多く乗せ、満席になっているのではないかと思います。

これから夏休みの方々は新千歳空港から札幌方面のuシートに、のんびり腰を掛けて移動されるのでしょうかね。

のんびりした夏休みも良いものですね。

それでは良い週末を。


写真は千歳線 北広島~島松間を走る、721系電車の札幌行き。車両は3000番台で前寄りにuシートが、連結されており外観の帯色も、識別されている。

撮影日2008年8月撮影



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