その打開策としてフルムーン夫婦グリーンパスや、ナイスミディーパス(現在は廃止)等の商品が、発売される様になったのですが、国鉄分割民営化からJRになり、やっとグリーン車の低迷も少しづつ解消した感じでした。
昭和から平成になり、消費税が導入された年に従来の通行税1割を廃止し、料金が値下がりしたのも大きいですが、ステータス性はその頃から失われました。
グリーン車やA寝台利用の場合、昔は1割の税金が換算されていましたから、今で言えば寄付みたいなものですね。
沿線から車内の様子を見ると、4号車・5号車のグリーン車は利用者が少ない時間帯でも、必ず誰かしら数名の方々は乗車しておりますね。ラッシュ時間帯のデータイムでもそれなりに利用者はいらっしゃいますので、JR東日本としても新たに中央快速線に、グリーン車2両を連結する計画を立てるのも理解できます。
国民が豊かになった事や、鉄道移動で楽に快適に移動したい乗客が増えた事、少子高齢化社会で利用者減少による収入をカバーする為、JRが新たな需要を引き出し導入に踏み切ったのも理由ですが、昔に比べてグリーン車の利用もお気軽になったのも、大きいのでは無いかと思います。
普通車の混雑した車内で、一緒に移動する乗客も選べませんでしたからね。
お気軽にコンビニ感覚のグリーン車利用は、止められなくなりますね。(笑)
撮影日2017年10月1日