全廃に向けカウントダウンが始まった小田急8000形電車

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さて今日はちょっとショックタイトルで、鉄道ブログを書き込みいたします。

来年3月の完全複々線化工事開通に伴って、小田急ロマンスカーの7000形LSE2編成が引退となります。35年以上に渡り活躍した特急ロマンスカー引退の影で、次に置き換えられるのは通勤車の8000形電車である事は、確実となるでしょう。

8000形電車は小田急電鉄で残る唯一の、鋼鉄製車体の通勤車でその他の通勤車は全て、ステンレス製で製造されております。8000形も全般検査の際には塗装も必要になり、特急車程の収入にならない車両に、メンテナンスコストをこれから何十年も掛けて、維持する可能性は低い事も挙げられます。

小田急の通勤車は全てステンレス車体に置き換えられ、合理化と効率化で運転される見込みでございますので、もしLSE7000形ロマンスカーの引退の影で、8000形電車の撮影も合わせて行って行く事も、必要かと思います。

鉄道のファンの中には「8000形電車はVVVF化され、更新されたのだからまだ10年以上は走る。」と反論の声も聞こえて来そうですが、少子高齢化小田急の事業投資に掛かった費用、株主への配当を重視し特急やその付帯施設への利用促進を考慮すると、通勤車で唯一の鋼鉄車体でステンレス車体の通勤車よりも余計に、メンテナンスコストを要する8000形電車を、今後も残して行く事は考えにくいと思います。

10両通し編成で運転されている急行や快速急行は、東京メトロ千代田線での運転可能な4000形電車に統一し、ローカル運用に関しては、6両・4両で分割可能な1000形・2000形等で運転されると思いますので、あと数年が8000形電車の最後の活躍になると思います。

現在は完全複々線化完成に伴う線路増と7000形LSEロマンスカーの引退で、目立たない存在の8000形電車ですが、8000形通勤車の全廃へ向けたカウントダウンは始まっております。

※写真は小田急小田原線を走る8000形通勤電車の小田原行き。小田急電鉄の通勤車で現在、鋼鉄車体製は8000形のみとなってしまった。今後、小田急電鉄も合理化・効率化に向け、特急型車両のロマンスカー以外、通勤車が全てステンレス製に統一される日は、そう遠く無い未来かも知れない。

写真は開成~栢山間にて。

1999年7月撮影



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