さようなら都営地下鉄10-000形電車

こんばんは。建国記念日の日曜日、如何お過ごしでしょうか。

今日は東京世田谷の京王線の撮影地、芦花公園千歳烏山の沿線で、都営地下鉄10-000形さようなら運転の撮影をいたしました。

本来で有れば都営新宿線内の方が良かったのですが、地下区間が多いのと地上区間でも駅端からの撮影になる為、京王線沿線で撮影する事にいたしました。

都営10-000形は1978年の都営新宿線開業の1971年から1997年に掛けて、224両が製造されました。都営新宿線の自社線以外に京王線にも乗り入れ、普通列車から急行列車まで運転して来ました。

試作車は何と1971年(昭和46年)に製造され、一時期は都営三田線で試験運転もしたそうで、確か鉄道ジャーナルの表紙巻頭カラーも飾った車両でも有ります。

ただ21世紀になり10-000も初期車を中心に、老朽化が著しくなって来ましたので、2004年から廃車が進められて、残った編成も今回の1997年にアルナ工機で製造された、10-280形のみになりました。

現在は都営新宿線も、自社の車両は10-300形になり基本設計は、JR東日本E231系E233系を基にした、コストパフォーマンスの強い車両に、置き換えられてしまいました。

京王線も今月22日に、ダイヤ改正が実施され京王線では初の、有料ライナーのKOライナーがデビューいたします。

当面は新宿から京王八王子・橋本間での運転となりますが、ニーズが有れば将来は都営新宿線への乗り入れも、実現するかも知れませんね。

都営10-280も1997年製で、車内は陳腐化した印象も無いので、このまま廃車解体にするのは勿体無いと思いますが、1372mm軌道の台車ですので、どちらにしても改造が必要ですので、他の私鉄へ譲渡される可能性が低いのは、残念な事でございます。

また海外に譲渡とは言っても結局、軌道が合わないので大掛かりな改造を施して、譲渡される可能性も低いかなと思います。

永年、都営新宿線京王相模線で活躍して来た10-000形電車も、後は京王線廃車回送される時に、最後の運転となりそうです。

※写真は京王線芦花公園千歳烏山間を走る、都営新宿線本八幡行きの10-280形電車。

撮影日2018年2月11日



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