廃車が進行中の東武20000系電車

西日本を中心に現在も、大雨が降り続いており、被害も発生している状況ですが、これ以上の被害が出ない事を祈るばかりでございます。

さて今日は今から23年前の1995年3月20日に発生した、地下鉄サリン事件オウム真理教の首謀者7人の、死刑執行が行われました。死刑執行されたのは、松本智津夫(教祖名麻原彰晃)、中川智正早川紀代秀土谷正実遠藤誠一、井上嘉浩、新実智光の7死刑囚です。

23年の歳月と死刑判決が出た2006年に、地下鉄サリン事件等に関与したオウム真理教の死刑囚13人のうち、今日で一気に7人も死刑執行されたのは、前代未聞かと思います。なお今回の死刑執行に関して、12時45分頃に法務省から上川法務大臣の、臨時記者会見が行われる予定です。

23年前の地下鉄サリン事件で、当時の営団地下鉄(現 東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線の車内で、サリンが撒かれ多数の犠牲者が出ましたが、このうち地下鉄サリン事件で被害を受けた、日比谷線乗り入れ車両の東武20000系の21811F編成は、昨年9月に先頭車のみを残して中間車6両は廃車解体されました。

写真の編成は昨年廃車になった21811F編成の、次番編成21812F編成です。東武20000系も一部の車両は短編成化改造され、20400系として登場しております。

今後は老朽化の激しい8000系電車の置き換え用として、20400系に順次置き換えて行く計画ですが、現在残っている8000系の車両を全て、20400系に置き換える事は難しいと思いますので、東武日光線や同宇都宮線の8000系置き換え用に、留まる見込みでございます。

まあ18m車で3ドアもやや東武鉄道には、使い辛い編成かと思われますが、先頭車はクハの制御車で中間車は全てモハの電動車と言う編成も、短編成化改造して使用する位が、手間も掛からない改造なのかなと思います。

今更ながら20000系の中間車を、先頭車改造してクモハにするのも、現実的ではございませんからね。東武鉄道も其処まで手間やコストを掛けて、改造するならば10000系を上手く転属したりして、使用する方が良いですからね。

70000系の増備もまだまだ続きますが、現在8両編成で運転されている東武20000系・20050系を早めに、乗り収めや撮り収めをして、慌てる事の無い様にしたいですね。

※写真は東武スカイツリーラインの一ノ割~武里間を走る、東武20000系20812F編成の中目黒行き。
その前に製造された21811F編成は、1995年3月の地下鉄サリン事件の被災編成だったが、昨年の9月に先頭車のみ残し廃車解体されてしまった。

撮影日2018年5月20日


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