羽越本線を走る701系電車の回送列車

JR東日本の秋田地区に、701系電車が投入されてから、25年が経ちました。

701系電車に関する鉄道ブログは、以前も当ブログで公開いたしましたが、今回は羽越本線を回送運転中の、701系電車の写真を、掲載いたします。

701系電車が投入される、秋田地区の普通列車は、客車列車やディーゼルカー列車が多かったのですが、客車列車の折り返し駅に於ける機回しで、時間を要して要因が必要な事や、牽引機関車ED75の老朽化、50系客車の非冷房車両による、夏場に於ける運転のサービス低下、並行する国道を走る、マイカーへの対抗策を検討した結果、最小2両編成から運転可能で、速度も110kmを出す事が可能な車両にしたのが、701系電車がデビューするきっかけとなりました。

ただ地方線区で運転される電車とは言え、車内がロングスシート(一部の車両はセミクロスシートになっております。)の為、利用者等からは嫌われた様ですが、地元でも最初は車内がロングスシートに戸惑いながらも、利用者には少しずつ、受け入れる様になったそうです。

やはりスピードアップと、新型電車と言う事も有り、国鉄時代からの古臭い、客車列車の普通列車等に比べ、、新鮮味が有ったのかも知れません。

現在デビューした車両も、製造から20年以上経ち、羽越本線沿線は日本海側を走る為、冬季の豪雪と強風で、塩害による痛みも懸念されますが、2018年の現在に於ては、置き換えの計画も出ておりませんので、暫くは更新工事改造で延命しながら、奥羽本線羽越本線で運転されるものと思われます。

外板もステンレス車体で、鋼鉄車体の様な腐食も無く、メンテナンスコストも客車列車時代に比べ、大幅に経費削減にも貢献できたのも、701系電車が25年経った現在でも、運転される理由かと思います。

秋田地区の701系の後継車両は、恐らくE721系になるかと思いますが、番台区分が実施され、外板の帯塗装も701系電車と同様の、秋田支社カラーになるかと思います。

秋田地区には仙台地区で運転された、719系も転属して来ておりますが、今後も継続して長期に走るのでしょうかね。

郡山総合車両センターで、かなりの数の719系も廃車解体されておりますので、部品が払底したら、秋田総合車両センターで廃車解体の、運命になりそうですね。

話が719系に逸れてしまいましたが、701系電車は、ラッシュ時間帯は6両~8両で運転され、閑散時間帯は2両~3両のワンマン運転で運転されておりますが、今日も秋田地区の通勤・通学輸送の他に、用務客・出張客・旅行客を乗せて、秋田地区の主要都市や、山形の酒田・新庄、青森地区を結び、韋駄天の速度で運転しております。

※写真は羽越本線の撮影地、新屋~桂根間を走る、701系電車の回送列車。
秋田地区にデビューして25年になるが、現在も置き換えの計画は無く、暫くは701系を中心に、秋田地区の普通列車や快速列車で、運転されるものと思われる。

撮影日2014年7月撮影




イメージ 1