事故の歴史展示館にE233系の一部が搬入されておりました

おはようございます。今朝の東京は秋晴れの天気を迎えましたが、やや肌寒く感じられます。

昨日は元横綱輪島大士さんが、70歳でお亡くなりになったニュースをネットで知り、子供の頃に東京蔵前の国技館で、彼の熱い土俵での試合を、見た記憶が蘇りました。

今から39年前の冬のイベント時の事を思い出し、相撲の力士からプロレスラーに転身、晩年は病との闘いでしたが、帰らぬ人になったのは寂しい限りです。

心からお悔やみを、申し上げます。

前置きが長くなりまして、失礼いたしました。さて福島県白河市に有る、「事故の歴史展示館」に何と、京浜東北線E233系電車サイ177編成の一部が展示され、昨日マスコミに事故に有ったE233系サイ177編成の、クハE233-1077(10号車)とサハE233-1277(9号車)を、初公開いたしました。

それらの車両は4年前の冬に、事故が発生した直後の、横転して脱線した状態で展示され、大破した車両は当時の様子を、物々しく語っております。

B233系サイ177編成に関する記事は、当鉄道ブログでも掲載しておりますので、ご参照頂ければ幸いです。

サイ177編成は、2009年10月15日に川崎重工業で製造され、京浜東北線浦和電車区(現 さいたま車両センター)に、配置されました。

2014年2月23日に、川崎駅構内で線路上の保守用トラックと衝突し、先頭車と2両目が横転・脱線し、先頭車は大きく大破いたしました。

損傷の激しい2両は2016年12月4日付けで廃車となり、損傷の無かった8両も今年4月7日に廃車となり、車体は東京総合車両センターで解体されました。

こちらの展示館は、JR東日本の研修センターの様で、一般には公開されておりませんので、私たちが事故の歴史展示館で、サイ177編成の10号車・9号車の事故車両を、見る事はできません。

本来で有れば、大破したそれら2両も、解体されるのが原則ですが、後世の社員に伝える為に、展示館を拡充して保存する事になったので、JR東日本の研修センターに来た社員の方々が、この様な事故車両を見て、乗務する上で安全運転を心掛ける気持ちを持って、 走らせて欲しいと思います。

ただ研修センターに来た社員の中には、事故車両を見学にメンタル面での不調や、事故車両を見学し目の当たりにした後のトラウマで、業務に支障が出て社員の方が、仕事を辞めるきっかけを与えない事も、会社の役割だと思います。

今日も鉄道のみならず、他の交通機関も、事故の無い様に安全運転と運航を、願いたいと思います。

※写真は京浜東北線西川口~蕨間の撮影地を走る、E233系電車のサイ175編成。
写真は当該記事と一切関係ございません。

撮影日2018年5月22日


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