京浜東北線E233系サイ177編成は全て廃車となりました

おはようございます。今朝の東京は晴れ模様の天気で、日中は更に気温も高くなりそうです。

さて何度か当鉄道ブログでもお伝えいたしましたが、京浜東北線用のE233系サイ177編成は、残念ながら全ての車両が廃車解体されました。

今から4年前の2014年2月23日(この日は日曜日でした)の未明、神奈川県の川崎駅付近で、保守作業車の軌陸車と衝突・横転・脱線し、この事故で東京・大宮寄りの10号車クハE233-1277と、9号車のサハE233-1227が大破いたしました。

大破した前述の車両は、トレーラーに運ばれ同県の川崎市営埠頭に運ばれました。また被害の少なかった8両は、DE10に牽引されて東京総合車両センターへ回送されました。

ダメージの大きかったクハE233-1277とサハE233-1277は、一昨年の12月4日付けで廃車となり、車両も川崎市営埠頭で解体されてしまいました。

残ったサイ177編成8両は暫くの間、東京総合車両センターに留置されておりましたが、運転復帰の望みも叶わずに、今年の4月下旬から解体されました。

E233系サイ177編成は、2009年10月15日に神戸の川崎重工で製造された編成で、10年も満たないまま全て廃車になりましたので、鉄道ファンも残念に思った方も多かったと思います。


京浜東北線用のE233系1000番台も830両(10両83編成)が製造され、さいたま車両センター(旧浦和電車区)に全編成が配置されておりましたが、今回の1編成廃車に伴い、820両の配置に減少してしまいました。

理由としては、上野東京ラインの開通により、京浜東北線を利用する乗客の減少や、長距離客に関しては上野東京ラインへの利用促進、又は保険の関係等により廃車した方が得策との結果で、全編成の解体となってしまった様です。

事故に遭った編成で状態の良い部品に関しては、部品取り等で使用されたりすると思いますが、ステンレスの車体に関しては、解体してリサイクルした方が良いかも知れませんね。

鉄道車両と言えども人間や動物と同様に、永遠に残る訳ではございませんので、今回の事故廃車は残念でなりませんが、安全運転への輸送に関しては保って頂きたいと思います。

※写真は蕨~西川口間を走る京浜東北線の、北行き電車サイ175編成の南浦和行き。
サイ175編成は2009年11月12日に、新潟新津の総合車両製作所で製造された編成で有る。
今回のサイ177編成廃車により、京浜東北線E233系は820両(10両82編成)に減少したが今後、京浜東北線で予備車不足が生じた場合は、他路線のE233系が転属して運転される可能性も有るかも知れない?

撮影日2018年5月9日



イメージ 1