踏切事故に遭遇したロマンスカー

こんにちは。週明け月曜日如何お過ごしですか。

昨晩、21時55分頃、川崎市麻生区上麻生の、小田急小田原線 新百合ヶ丘~柿生間の新百合ヶ丘1号踏切にて、箱根湯本発新宿行きの特急ロマンスカーはこね52号が、遮断機を潜り侵入して来たプリウスの車と衝突し、乗用車はロマンスカー車両の7000形LSEの床下に潜り込み大破、7000形LSEも前面スカート等や側面の損傷を受けました。

この事故で乗用車を運転していた、同区66歳の無職女性が、頭等を強打し死亡しました。またロマンスカーの乗客100名と乗員に、怪我はありませんでした。

今回の踏切事故の影響で、新百合ヶ丘~町田間が運転見合わせになり16日2時7分の運転再開迄、66本が運休し約2万人に影響がでました。

ロマンスカーの乗客は、23時15分頃から、事故現場から約1200m離れた新百合ヶ丘駅迄歩き、新宿方面等の電車に乗り換えました。

神奈川県警麻生署の調べによれば、乗用車は遮断機が下りた踏切に進入し、当該のロマンスカーと衝突したとのことでした。また女性の自宅からは遺書の様なメモも見つかっており、同署は関連を調べております。なお女性は通院で病院通いをしておりました。

本人の切実な事情で自家用車に乗り、遮断機の下りた踏切に突進し死ぬ覚悟はあったと思いますが、最悪の場合ロマンスカーの車両も脱線・横転し乗客・乗員死亡や重傷を負う、可能性もあったので今回の自殺に関しては同情できません。

ただ切実な事情があり、お亡くなりになられたのは残念です。ご冥福をお祈りいたします。

さて小田急ロマンスカーの7000形LSEは、1980年~1983年に掛けて、4編成44両が製造され初代ロマンスカー3000形SEを、置き換える目的で登場しました。

1981年には鉄道友の会主催の、第24回ブルーリボン賞も受賞した車両でございます。1995年~1987年に掛けて掲載写真の10000形HISEに準じた、ワインレット基調の塗装に変更されました。(現在は登場時の塗装に戻っております。)

7000形LSEも2010年に7002編成が廃車になり、7001編成も2012年に廃車されました。現在2編成が稼働中ですが、今回7004形LSEの踏切事故の被害状況に寄っては、廃車の可能性もございます。

1980年誕生の3代目ロマンスカー7000形LSEも最も若い車両で、7004編成の1983年製造ですので奇跡の復活を、願い小田急ロマンスカーを利用して行きたいと思います。

またドライバーの皆さんも、踏切での無謀横断はぜひ止めてもらいたいと思います。ドライバーのあなただけでなく、乗客・乗員も巻き添えにし、最悪死亡事故や大怪我を負わせますので。

※ 写真は小田急小田原線を走る、特急はこね号(リニューアル塗装) 開成~栢山間にて。1999年7月撮影。
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