特急並みの設備で乗り得なハイブリットディーゼルカー



  おはようございます。子供たちは夏休み最初の週末ですが、今日・明日はご家族でお出掛けされる家庭も、多いと思われます。

 JR東日本ジョイフルトレインで、特急並みの設備で運賃以外に、指定席料金で乗り得な列車を紹介いたします。HE-E300系のハイブリット式ディーゼルカーで、エンジンの動力を直接駆動力には使用せず、発電機を回転させる電力用として使用され、発電機からの電力と搭載された蓄電池の電力と組合わせてモーターを駆動する「シリーズハイブリッド」方式と呼ばれるシステムであり、電車の技術が最大限に使用できる車両です。

 車体は台枠と先頭車運転台部分を除いてステンレス製で、運転台は普通鋼製で製造されております。最高速度は100kmですが往年のキハ80系・キハ81系も最高速度100kmでございましたので、特急として運転してもそれ程、遜色ない走りぷりだと思います。

 車内はリクライニングシートでシートピッチは1200mmあり、JR東海所属の特急しなの用383系グリーン車や、JR九州所属の特急車両783系ハイパーサルーン787系つばめ型の、グリーン車並みのシートピッチでございます。また一部車両にはボックス型の簡易個室を備えた車両もあり、座席をフルフラットにすることも可能で、583系寝台型電車の様に寝転がることも可能です。(但し2人利用や小さな子供2人と大人2人で利用すれば、その様に寝転がることも可能。)

 HB-E300系は現在、長野・秋田・青森に配属され、長野所属車は「リゾートビューふるさと」・秋田所属車は「リゾートしらかみ(青池編成)」「リゾートしらかみ(橅編成)・青森所属車は「リゾートあすなろ」として運転されております。なおリゾートしらかみ橅編成は今年、新製された車両で前述のボックス簡易個室や、車内で景色を眺めながら食事も可能なラウンジも備えております。

 快速列車で何れも運転される為、一昨日から利用可能になった青春18きっぷでも、指定席料金を払えば乗車することも可能ですので、快適でゆったりしたリクライニングシートでの旅を楽しめます。

 この夏休み期間は、ハイブリット型ジョイフルトレインディーゼルカーも全て運転されております。時刻表をご確認の上、快適でハイグレードな鉄道の旅を楽しんでみては如何でしょうか。

 写真は東北本線(現 青い森鉄道 ) 千曳~乙供間を試運転中の、HB-E300系「リゾートあすなろ」号。(2010年11月撮影)

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