JR九州の787系特急電車をイベント用に改造して、運行する場合の車内イメージを考えてみました。

こんばんは。以前、当ブログでJR九州787系について、イベントトレインに関する記事を書き込みましたが、豪華寝台列車ななつ星が誕生してから3年が経ちましたので、JR九州島内電車版のイベント列車に関して、今日は書き込みたいと思います。
787系電車は1992年から2000年に掛けて140両が製造され、6両編成(多客期は7両編成になります)と4両編成の2種類がございます。
登場当初はビュッフェもございましたが、九州新幹線開業で運転区間の短縮と輸送力増強の為、普通車に改造されました。(半室の簡易コンパートメントは、現在も残っております。

車両数にやや余裕のある787系電車を6両2編成を改造し、塗装もななつ星の様な塗装にして電車版の、JR九州クルーズトレインを運行すれば、敷居が高くて、小さな家族連れは利用できない豪華寝台列車ななつ星よりも、ややお気軽(ちょっとこの様な発言は問題ありますが)な感じの豪華列車を運転すれば良いと思います。ただJR九州の電化路線は限られた線区のみで、九州島内を横断する鉄道は、軒並み非電化路線でございます。
非電化路線の方のフォローは、ななつ星或る列車に任せて、JR九州電化区間内(筑肥線は直流電化の為、交流電車の787系は走れません。)のジョイフルトレイン的な役割を持った、輸送に特化すれば良いと思います。また第3セクターに転換された肥薩おれんじ鉄道線も、東シナ海の海岸線を走行する為、特急つばめ時代に走行実績のある787系を走らせるには、良い条件かと思えます。
実際に走らせる場合、肥薩おれんじ鉄道線以外に沿線自治体の協力も、不可欠かと思いますので先ずは具体案があれば協議・議論して利用する乗客に、喜ばれる車両へ改造して行けば良いと思います。
具体的に先ず旧ビュッフェの部分は、本格的な食堂車へする為の改造工事を施工し、簡易コンパートの部分を食事できるスペースにする。リクライニング座席の部分は座席を撤去し厨房へ改造する。その他の座席部分は利用者の人数や、客層で分けられる様にゆったりしたスペースにして個室を1人~4人用を設置し、フルフラットリクライニングシートの座席も新たに設ける。なおこの場合定員は現在の座席よりも大幅に減少する為、オールグリーン車扱いにするのが良いと思います。
運行区間は、門司港から鹿児島本線肥薩おれんじ鉄道線鹿児島本線日豊本線で小倉へ行くコース(その逆もあり)や、長崎から鳥栖・博多・小倉・大分・宮崎・鹿児島中央へ移動するコース等を設定し、乗客が長時間鉄道移動旅行しても、飽きない様なコースで運行すれば良いと思います。
もし夜行として運行する場合は、787系に平屋用の個室寝台を設けてみるのも良いと思います。これらのリニューアルデザインは、787系の生みの親でもありデザイナーの、水戸岡鋭治さんのリニューアルデザインで、手掛けてさせてみれば良いと思います。
初期車の登場から来年で25年を迎える787系特急電車ですが、九州新幹線が開業し脇役的存在になりながらも、鉄道旅行を楽しませてくれる、エンターテイナートレインとしての役割はまだ、終わってないと私は思います。
JR九州も今月25日の上場で多忙を極めていると思われますが、新たな株主へJR九州の魅力ある特急電車を用いて、マイカーやバス輸送に負けない、車両を提供して欲しいと思います。
写真は鹿児島本線(現 肥薩おれんじ鉄道)薩摩大川~西方の、東シナ海をバックに走行する特急つばめ号。(2003年12月撮影)

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