北と南の明暗

昨日はJR九州株式上場で、鉄道ファンの間でも話題になり、今後JR九州も株主からの投資によって、新型車両の製造やリニューアル等に向けた、投資が行われるものと思われます。
一方JR北海道の方は、今年12月4日の留萌本線 留萌~増毛間の廃止が実施され、更に夕張線、日高本線等も廃止を実施する予定でおります。
昨日のブログでも書き込みいたしましたが、確かに北海道は冬の厳しい寒さと豪雪で鉄道経営もその分、他の旅客会社に比べ、負担も大きく自社だけで経営するにはかなり厳しい状況でございます。
しかし豊富な大自然と数々の名品が多い北海道へ訪れる観光客は、夏季に多く訪れておりますので、全く魅力が無い訳ではありません。JR北海道も幹線とローカル線を生かし、本州や海外からの旅客へ向けより魅力的な車両を登場させる必要性は欠かせないものと思います。
ただ沿線人口が札幌圏内に人口が集中し、冬季の厳寒で豪雪の中、鉄道を走らせてJR北海道の負担のみにするのは、余りにもハンディが大き過ぎます。
先ずはお隣のJR東日本と協力し、来年デビューするクルーズトレイン四季島を、北海道のほぼ全線で走らせて活性化をさせてみたり、運用稼働率が減少させる、豪華寝台列車カシオペアのE26系を、JR北海道へ貸出しまたは譲渡させ、JR北海道のクルーズトレインとして活用してみたりしてみては如何でしょうか。牽引するディーゼル機関車もDF200をJR貨物から貸し出して貰うなりして、札幌から函館本線旭川~北見~網走~釧路~帯広~南千歳~苫小牧~東室蘭長万部~函館の様なぐるり一周する様なコースや、キハ261系の特急ディーゼルカーに新たに、サロンカーを製造・改造して簡易的なビュフェで北の料理を出すのも良いと思います。
後ろ向きな経営から前向きな経営に、攻めて行くことをJR北海道へ望みたいと思います。
写真は根室本線 御影~芽室間を走る、釧路行き特急スーパーおおぞらキハ283系。(2009年9月撮影)


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