懐かしの夜行寝台急行銀河号

東京と大阪を結んでいた寝台急行銀河が、2008年3月のダイヤ改正で廃止されてから8年近くが経ちました。
私が寝台急行銀河に乗車したのは、1994年3月に東京から新大阪へ移動した時と、1998年3月に東京から京都へ移動した時の2回しか無く、何れもB寝台でA寝台での移動は残念ながら果たせぬまま終わりました。
何れも客車は24系25形で、大阪宮原運転所所属の同車での乗車体験でした。東京を夜の23時に発車し翌日朝7時過ぎに大阪へ到着する寝台急行銀河は、有効時間帯に収まる為、ビジネスマンや京都への観光客で賑わいを見せました。
しかし高速バスの台頭や、宿泊施設の充実等で利用者も年々減少し、客車の老朽化も相まって2008年3月のダイヤ改正で廃止されてしまったのはとても残念でした。
沿線での撮影も2回しか無く、首都圏では川崎~鶴見間と関西では写真の山崎~島本(当時は高槻)間での撮影のみで、夏至の頃に滋賀県方面への遠征は果たせませんでした。
寝台列車への乗車体験は遅まきのデビューで、社会人になり一人暮らしを始めてから数多くの夜行列車に乗りましたが、最高のクラスで寝台特急あさかぜ号のA寝台個室のシングルデラックスのみと言う体たらくでしたので、今から思えば学生時代にもっと多く乗っておけば良かったと後悔しております。
読者の方々も東京~大阪を夜行寝台急行銀河で移動された方々も、かなりいらっしゃると思いますが、皆さんはどんな思い出がございましたでしょうか。
この区間を走る夜行列車が実現するとなると、クルーズトレインの様な豪華寝台列車での運転が今後主力となりますが、JR東海も未だに機関車運転を養成しないので、電車での運転がメインになると思います。JR東日本の四季島が日本全国でツアー運転を実施すれば、ぐるっと回る1週ルートで運転になるのかなと思います。
まあ東京~大阪も距離にして560km弱ですので、運行の発想を変えるとなると、名古屋~大阪は関西本線紀勢本線阪和線経由にして和歌山県内の太平洋側を周るコースにすれば、四季島もかなり乗りごたえあるのではないでしょうか。
東海道新幹線と並走する東海道本線経由から、東京~名古屋は中央本線を通り名古屋~大阪は前述の経路で運行すれば、東京~大阪もかなり時間が掛かりますので、面白い運行になるかと思います。ただ四季島が幾ら非電化区間を運転できるとは言え、JR東海も養成して頂けるのかまたJR西日本も協力してくれるのか疑問な面もございますが、東京~大阪の伝統夜行寝台急行無き後の、少子高齢化社会の日本で鉄道の生き残りを掛けるには、従来の発想には無い列車運行を、イベント運転からでも良いので実施して欲しいと思います。
書き込み内容が脱線し、失礼いたしました。
写真は2008年3月のダイヤ改正で、廃止直前に撮影した寝台急行銀河号大阪行き。(東海道本線 山崎~高槻にて)


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