当初今月中旬から順次、仙台地区で主に運行している719系を置き換えるとの報道でしたが、この様子だと来月10日のダイヤ改正でE721系の中間車を連結した4両編成で、運転が開始されそうな予感です。また719系の運用離脱も、同時にダイヤ改正で実施されると思われます。
その候補としては自社の磐越西線での増結用としての使用と、福島県を走る第3セクターの阿武隈急行に譲渡され、自社のラッシュ時運用でやや難のある8100系からJR東日本から譲渡された、719系をA719系として改造し使用されるのではないかと思われます。
8100系も719系と同様に四半世紀を越えた車両で、どちらかと言えば五十歩百歩の関係に近い形式です。ただ719系は下回りは廃車された485系の台車を使用しておりますが、上回りは新製された車両です。またステンレス車体と言うこともあり、メンテナンスコスト低減には向いている車両です。
阿武隈急行も新製車両に置き換えたい処ですが、5年前に発生した東日本大震災での被害による損出や、沿線人口の過疎化や沿線民のマイカー化で、経営も厳しくとれも新型車両で置き換えは、困難な状況かと思われます。確かに昔に比べ交流電車の製造コストは安くなりましたが、それでも新製となると資本や予算の関係で、とれも厳しい状況だと思います。
今後719系の去就が注目されます。
写真はイメージです。