もしも阿武隈急行に719系が譲渡された場合の8100系活用法

E721系の投入により、719系の一部で廃車解体が行われております。また先日は秋田車両センターへ、配給回送された車両もございます。

719系は両開き3ドアの、2両編成単位の交流電車ですが、一部の車両がJR東日本から阿武隈急行へ譲渡された場合、阿武隈急行オリジナルの8100系の運用が、無くなってしまいます。

運用が無くなった8100系も719系0番台と、さほど車歴は変わらない年齢ですが、もし車両をもう少し継続的に運行したい場合、いっそうの事ジョイフルトレインに改造すれば良いのではないでしょうか。

まず扉が片開き・両開きの各1箇所づつ有る、稀に見る特殊な扉配置ですが、これを生かして阿武隈急行線で楽しみながら移動できる車両に、改造すれば良いと思います。

具体的には車内で食事ができるような車両に改造し、福島県名産の料理を提供して移動を楽しむ列車にすれば、良いと思います。ただレストラントレインの場合、人員確保や車内の改造費も多く掛かる為、簡易的な車内となりますと、719系フルーティアの様な車内構造に、改造した方が良いかと思います。

ドアもジョイフルトレインとしての運用前提で有れば、1ドアを埋めても良いと思います。改造の際には全般検査や重要部検査に近い車両を改造種車にして、延命工事を兼ねてジョイフルトレインにすれば良いと思います。

阿武隈急行ジョイフルトレインを、同社で維持する場合に運用線区もJR線へ乗り入れる場合を考慮する場合、耐雪構造の追加工事も必要になると思います。その他には車内の改造工事として、719系のフルーティアの様な車両を作る場合、車内のレイアウト変更からトイレのバリアフリー化、方向幕のLED化、パンタグラフシングルアーム化菜での、工事を受け、塗装も阿武隈急行カラーからアクセントペイントして、出場すれば良いのではないでしょうか。

ただ出資・運営する福島県も、どう対応するのかにもよります。6年前の東日本大震災で甚大な被害を受け、その後の利用者減少や施設の老朽化、財政事情の厳しさで経営していると思いますので、8100系が改造して自社線中心の場フルトレインで、営業運転するのかは分かりません。

ただラッシュ時間帯や仙台直通電車で、8100系を運転する場合、扉構造が2ドアの電車で遅延も招くので有れば、JR東日本から719系を譲渡して貰えば良いと思います。

その分8100系は地域利用者や観光客向けの、車両改造で収益を上げたりして、利用者減に努める事も必要な時代だと思います。

写真は郡山駅を出発する、阿武隈急行8100系電車の冨野行き。(撮影日2004年3月撮影)


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