JR四国の7000系電車をジョイフルトレインに改造しては

おはようございます。4月も半分過ぎた日曜日の今日、如何お過ごしでしょうか。東京の桜も葉桜になり、少々残念な気持ちで過ごしております。

さて今日はJR四国予讃線土讃線で活躍中の、7000系電車に関して書き込みたいと思います。何でJR四国7000系電車について書き込むのかと申しますと昨日、自宅で過去に撮影したスライドフィルム(別名ポジフィルムとも言います。主にプロカメラマンや印刷用として活用された、リバーサルフィルムでしたが、ここ数年は一眼レフデジタルカメラの普及等で、激減しております。)を発見し、7000系電車についてブログへ書き込みしたくなったのが動機です。

前置きが長くなりまして、失礼いたしました。JR四国7000系電車は1990年の松山地区の電化用として登場いたしました。形式は両端運転台付の7000と、片運転台で電動車無の7100の2種類がござます。7000系は松山運転所に、7000が16両、7100が6両配置され、高松運転所に7000が9両、7100が5両配置されております。全車36両が大阪の近畿車両で製造されました。

製造されて四半一世紀も過ぎた7000系ですが、経年による陳腐化も目立って来ましたので、そろそろリニューアル工事に取り掛かるのではないかと思います。JR四国では国鉄末期に製造された121系電車を7200系にわざわざ改造し、今後も長期的に使用する様ですので、121系の7200系を全車完了したら、今度は7000系のリニューアル工事を進めると思われます。

幾ら製造から四半一世紀を過ぎて、老朽化して来たとは言え小回りの利く7000系を、経営が厳しいJR四国が廃車にして新製車両を、投入する確率は低いですからね。それに今は老朽化したディーゼルカーの2000系やキハ185系の置き換え用として、2600系を製造しこの秋から試運転兼ねた、営業運転にも投入しますから、7000系置き換え用の新型車両を製造するとは思えませんからね。

さてJR四国でも7000系は単行で運転することも可能で、製造コストやメンテナンスコストも安い7100も、配置されておりますので、車内のリニューアルを進めると思います。具体的には座席の交換やパンタグラグのシングルアーム化、全面行先表示器のLED化になると思いますが、もう一つの提案として小回りの利く車体を利用し、ジョイフルトレインに改造してみるのも有りかと思います。

ただジョイフルトレインに改造する場合、トイレの設置と7000+7100での運転が前提になりそうです。トイレに関しては床下機器が少ない7100の高松寄りに、バリアフリー式のトレイを設置し、方々にはできれば洗面所の設置が有れば便利だと思います。

座席は予讃線を主に走りますので、瀬戸内海をバックに座席配置して、カフェサロンカーの様なジョイフルトレインを、運転させれば良いと思います。まあ本来で有ればキハ185系を使用すれば良いと思いますが、電化された7000系予讃線ジョイフルトレインとして、小回りの利く車両であれば運行コストも安くなると思います。予讃線へのジョイフルトレインとして、予算を組んで頂きたいです。(笑)

運転区間は高松~松山でも構いません。途中駅で特急列車を待避させても、予讃線から眺めるカフェサロンカーのジョイフルトレインですので、急ぐ必要性も無いと思いますし、乗客も鉄道車内で珈琲や紅茶を飲みながら、瀬戸内海を眺め親しき仲間や友人と、楽しい一時と旅を兼ねる事ができますので、快速四国瀬戸内号(仮称です。)として運転すれば良いのではないでしょうか。

また先日、JR東日本で話題になった、209系ナハ53編成について書き込みいたしましたが、サイクリングトレインとして7000系も自転車持ち込みも可能な仕様に改造すれば、乗降扉も生かせると思います。カフェサロンカーとサイクリングトレインの機能を持ち合わせた、7000系電車のジョイフルトレインであれば、若い方や地元の利用者も新たに需要開拓できると思います。

JR四国の鉄道経営も、少子高齢化や沿線地区の過疎化、沿線地元民のマイカー化で鉄道の利用者も今後は、頭打ちになって来ると思います。鉄道が生き残る為には従来の前例に基づいた、既成観念での鉄道経営では成り立たないと思います。

カフェサロンカーの様なジョイフルトレインは、他のJR線でも運行しておりますが、JR四国予讃線でも瀬戸内海の景色を生かして、利用者がゆったり快適に移動できる交通機関になれば、まだ将来への可能性は十分有ると思います。

今後の車両リニューアルを機会に、魅力ある車両の登場を願っております。

写真は予讃線を2両編成で走る7000系電車。 讃岐府中~国分間にて。(撮影日1998年6月)


イメージ 1