東海道本線が全線電化開業してから60年が経ちました!

1956年(昭和31年)11月19日、東海道本線滋賀県の大津~米原間の電化開業により、東京~神戸間の約590kmが、全線電化開業した年でございます。

もう還暦になった東海道本線全線電化開業ですが、今から60年前の今日は寝台特急あさかぜ号も、「あさかぜ」のヘッドマークを掲げて運転開始された年でございます。ただ当時の寝台特急あさかぜ号は、在来の旧型客車を全国各地から寄せ集めして、運転開始されましたので、あまり乗り心地は良くなかったと思われます。
現在の東海道本線は、全線を走行する列車は皆無で、その役割は東海道新幹線に譲りましたが、JR東日本・東海・西日本と分離され、地域密着の列車が多く走っております。但し貨物列車(主にコンテナ貨物列車)が、東京から大阪の貨物ターミナルを結んでおります

しかしJRの一部旅客会社では、豪華寝台列車の誕生や製造が行われておりますので、今後は懐かしの東海道本線の旅と称して走らせてみても良いのではないでしょうか。
例えば現在、JR東日本で試運転が行われている、豪華寝台列車の四季島を東京~大阪で走らせてみるのも面白いかも知れません。ただJR東海・西日本の乗務員に運転の養成しなければなりませんが。

この時期の晩秋の紅葉を走る車窓から楽しみながら、豪華設備の寝台列車や食堂車で移動する旅は、最高のトラベルエンターティメントメントになりそうです。
まあトワイライトエクスプレス瑞風が、東海道本線全線を走っても面白そうですね。ただディーゼルカータイプの車両ですので、運転手は専用の免許を持たなければなりませんので、実現にはハードルが高そうですね。
トワイライトエクスプレス瑞風号も、JR西日本の各路線で試運転が実施されておりますので、鉄道ファンの方々の試運転シーンを収めた写真を見ることも多くなりました。

ブログの書き込みが脱線いたしまして、失礼いたしました。前述の寝台特急あさかぜ号も、本家の東京~博多間の列車は今から22年前の12月のダイヤ改正で廃止され、分家の東京~下関間も今から11年前の2月に廃止されました。

寝台特急あさかぜ号をリバイバルで運転されるとなると、JR東日本のE26系カシオペア型車両や、JR九州の超豪華寝台列車77系ななつ星型車両を使用しての運転が、ベストかと思われます。
E26系や77系客車のルーツとなる20系客車は既に19年前に全廃し、14系15形・24系25形寝台客車も絶滅中ですので、豪華寝台客車でのリバイバルがこの21世紀には相応しいと思います。

ただ前述のJR東海の場合、電気機関車を運転できる乗務員は2009年3月の九州ブルートレインで全廃を以て、退職されその後の養成も実施しておりませんので、今後新たに養成するかまたはJR貨物の運転手に、運転してもらえば良いと思います。その分料金もやや高めに設定しても良いと思いますので、思い切って垣根を取り払い規制緩和しても良いのではないでしょうか。

まあE26系のカシオペア型車両の、寝台特急「あさかぜ」号も中々面白い列車になりそうです。それに伴って機関車もJR貨物EF200EF210の桃太郎が、東京~下関を牽引し、下関~博多はEH500の金太郎が牽引する、カシオペア型車両のあさかぜ号も、21世紀の次世代寝台列車としては中々良いプランニングだと思います。

EF200又はEF210およびEH500電気機関車に、あさかぜ号のヘッドマークを掲げて、東京~博多間を走るシーンを実現してみても良いのではないでしょうか。ただ下関~博多を運転する場合EH500は全長25mの為、ホーム有効長で支障出る場合はEF510の500番台の銀ガマ塗装(カシオペア型車両を牽引に際し、E26系客車と同じシルバー塗装で誕生した機関車です。)をJR九州で試運転させ、下関~博多で直通運転させても良いと思います。ただ関門トンネル通過する際に、塩害防止策や保安設備の設置改造は、必要になりそうです。もし電気機関車で下関~博多直通が無理な場合は、下関~門司をEH500の金太郎に牽引して貰い、門司~博多はななつ星カラーのDF200ディーゼル機関車が牽引して、あさかぜのヘッドマークを取り付けて走れば良いと思います。

来年でJRグループも30周年ですが、地域の運転や車両面・ダイヤ面で格差も目立ち、航空ではLCCの格安航空の登場や新幹線の路線延伸、高速道路の更なる延長や高速バスの車内設備充実化で、JRグループの経営も厳しくなっております。更に日本は少子高齢化の進行が進み、不景気の長期化で働く環境も悪くなったりしております。

1956年(昭和31年)11月19日の東海道本線全線開業の年は、もはや戦後ではないと言われた時代でした。その当時はまだ日本も貧しい状況で不景気も重なりましたが、1960年代からの高度成長期時代到来で、日本人が最も生き生きできた年が始まる前でした。

当時を振り返り、鉄道がこれから生き残りをするべく対応策が、求められている時代に来ております。
今日のブログはちょっと熱く長文になりましたが、来年JRグループも30周年ですので、現代版リバイバル列車の寝台特急「あさかぜ」号がカシオペア型車両や四季島型車両で、運行される機会を楽しみにしたいと思います。
妄想や構想を交えてのブログでしたが、今日も読んで頂きまして有難うございました。

写真は東海道本線JR京都線)の、山崎~島本のサントリーカーブを通過する、特急サンダーバード号。(2008年3月撮影)


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