日光線へ直通する上野東京ライン・湘南新宿ラインの運転を!

おはようございます。東京は新緑の季節が近づいて来ました。

先週金曜日に実施された、東武鉄道ダイヤ改正で特急リバティ運転に伴い、東武日光線の快速・区間快速列車は廃止されました。

現在、南栗橋から東武日光方面へ新たに急行が設定され、浅草方面からの直通列車で使用された、東武鉄道6050系が使用されております。

南栗橋までは東京メトロ半蔵門線東急田園都市線からの直通急行電車や、東京メトロ日比谷線からの普通列車で移動し、乗換なければならず利便性が失われました。

東武鉄道でリーズナブルな快速・区間快速の廃止の代替として以前、鉄道ブログでも書き込みいたしましたが、今度はJR東日本宇都宮線から日光線(何れもJRの方で書き込みます。以下同じ)へ直通する、快速列車や普通列車の運転を復活させてみては如何でしょうか。

JRから東武日光線鬼怒川線の直通列車は、速達性を兼ねて特急列車のみの運転で良いと思います。宇都宮線日光線で直通させる場合、どうしても宇都宮駅で方向転換しなければならず、日光線も全線単線の為、特急列車を設定しても東武日光線の特急スペーシア・特急リバティ等の列車に太刀打ちできませんので、日光線の方は宇都宮線からの快速列車や普通列車で、直通運転を実施すれば利用者も見込めると思います。

車両に関しては上野東京ライン湘南新宿ラインで使用されている、E231系E233系の近郊型電車で直通運転し、観光客を見込んで基本10両編成のグリーン車付の編成で、直通運転すれば良いと思います。

グリーン車2両連結し、上野東京ライン湘南新宿ラインから直通運転しても、採算を取る事は可能だと思います。また15両編成で宇都宮まで運転する場合、付属編成は宇都宮止まりでも良いですが、できれば黒磯直通で運転すれば、矢板・大田原・那須塩原の他に、福島の白河方面への便利になります。(白河方面は交流区間の為、黒磯で乗り換えとなります。)

前述の通り宇都宮線の大宮・東京から日光線へ直通運転させる場合、宇都宮から日光へは方向が逆向きになり、全線単線であることや、国際観光都市日光で外国人観光客も多いので、長い10両編成で4号車・5号車のグリーン車付で運転すれば、上野東京ライン湘南新宿ラインの直通列車で、神奈川の川崎・武蔵小杉・横浜以遠からの乗客にも便利になりますし、静岡の沼津・熱海方面からもよりいっそう便利になります。

東武日光線の場合、南栗橋から新栃木・下今市東武日光鬼怒川温泉方面は、ホーム有効長も短く10両編成の電車は入線できません。特急列車でも6両編成での運転ですし、廃止された快速・区間快速列車も6両編成での運転でした。

編成を長くできない欠点と、日光方面の観光客への輸送改善として、JR線からの特急は栗橋で東武日光線直通列車に任せ、快速列車や普通列車は宇都宮周りの輸送へ、棲み分けすれば良いと思います。

東武鉄道で浅草から運転された、快速・区間快速列車も旅客輸送は限られた地域のみしか、ニーズに応える事ができませんでしたが、JR線経由になれば上野東京ライン湘南新宿ラインと人口も多い地域も通りますので、日光線をローカル輸送で終始するよりも有益になると思います。

ただ日光線は全線で単線区間でホーム有効長で、10両編成が停車できる駅も限られて来ますので、日光線内は快速運転しても良いのではないでしょうか。停車駅も鹿沼・今市・日光の停車駅に絞り、宇都宮線も快速・特別快速で運転して、速達性を持たせれば普通車の旅客も不満は無いと思います。

観光シーズンや週末になると、4号車・5号車のグリーン車は満席になりそうですが、2階から眺める日光線の景色を堪能したり、車端部は家族連れとグループ客での利用もできますので、ニーズは有りそうですね。

JR東日本国鉄時代の利用者低迷の前例で、運転させても採算取れないと消極的な考えよりも、始めは土休日や繁忙期だけも良いので日光線へ、直通運転させてみては如何でしょうか。そうすれば185系で限定運転の快速や、通勤で205系4両の普通列車よりも、旅客にとっては直通運転を実施して頂いた方が有難いですよ。

4号車・5号車のグリーン車で新緑の日光への観光が実現すれば、日光東照宮中禅寺湖の観光、男体山の登山や鬼怒川温泉方面への観光、更に日光から足尾方面へ日光市営バスに乗り、足尾での銅山観光とわたらせ渓谷鉄道での移動も、楽しくなりそうですね。

これから修学旅行シーズンの日光へ移動する、児童・生徒達の旅行も多くなる季節です。

写真は東十条~王子間を通過する、宇都宮線直通の上野東京ライン普通列車。(撮影日2017年4月23日)



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