老朽化した従来の12系客車から、往年の旧型客車の外観で製造されたオハ35系客車?は、展望車のオロテ35とスハ35の4000番台2両が本日陸送されました。
SNSのツイッターの画像を見ると、21世紀の旧型客車の新型客車らしく、デッキはバリアフリー法に伴いステップレスになっており、トイレ・洗面所は汚物処理のタンクが設置されております。洗面所は多分、自動水栓式で手をかざすと一定時間、水が流れるシステムになっている仕様かと思います。またトイレは洋式トイレになっており、真空式タイプを採用していると思われます。
車端部は転落防止用の幌が設置され、屋根上の冷房は集中分散式で50系客車でも採用された様な感じの出来栄えかと思います。
車内や残りの5両がどんな車両なのかはまだ不明ですが、私たちの想像以上に旧型客車を再現した新型客車の為、最新鋭のモデルとなっております。もしかしたら展望車にはコンセント付のグリーン車に、なっているかも知れませんね。
今回SLやまぐち号の12系レトロ客車置き換え用として誕生した、旧型客車仕様の新型客車ですが、欲を言えばSLやまぐち号のみの運転で無く、JR西日本の他の路線やJR四国・JR九州の路線にも、乗り入れて欲しいですね。折角の豪華仕様で急行列車として運転しても良いのではないでしょうか。
やまぐち号で今年8月まで運転される12系はどうなるのでしょうか。SL北びわこ号にトレード運行されて、展望車から琵琶湖を眺めながら、北陸本線の旅を味わえるようにするのでしょうかね。折角展望車も有るので、そのまま廃車にするには惜しいですね。またSL北びわこ号で運転されて来た従来のオリジナル12系客車もどうなるのでしょうか。
今年はJR各社が発足し30周年が建ちましたので、30周年記念列車としてJR西日本と日本旅行がタイアップし、10月の鉄道記念日等を中心に、京都・大阪から山陽本線・山陰本線を走るリバイバル急行で、使用されそうな予感もいたしますね。
12系客車もJR各社で残存数も僅少になっておりますので、オリジナルの12系で山陽本線はEF65PF1000番台牽引で、山陰本線はDD51牽引、北陸本線はEF81牽引のリバイバル急行列車として、運転されそうな感じがいたします。
まあこれらは私の予想ですのでJR西日本が今後、鉄道利用者を少しでも増やして活性化させ、リピーターを確保して行くのかもリバイバル急行の運転や、来月デビューするトワイライトエクスプレス瑞風号の運転に、掛かって来ると思います。
トワイライト瑞風号やSLやまぐち号の客車は運転当初は、チケットも取り辛い状況になると思いますので、リバイバル急行の運転で幾日か運転すれば、鉄道ファンのみならず一般の旅客にも乗って頂けるサービス展開をして、鉄道利用促進に努めて行けば良いと思います。
撮影日1997年1月12日撮影