最も似合う編成だな!

おはようございます。今朝の東京は曇り空で、涼しい朝を迎えました。

今日は「石炭の日」ですが、SLが全国的に運転されていた頃は、石炭の日も重要性が高い時代だったと思いますが、電気全盛の現代に於いては、私たちの国で産出できる石炭も、あまり意をなさない様な感じもいたします。

SLはJRを始め、私鉄路線、第三セクターでも運転されておりますが、乗客を乗せる客車が老朽化しており、JR西日本の様に老朽化したSLやまぐち号用12系客車置き換えの為、オハ35系4000番台客車等を新製いたしました。

他のSLを運転している会社も、客車を新製しなければ故障多発や、メンテナンスコストが掛かり、運行に支障を来たす恐れも出て来るかと思いますので、各鉄道会社も目玉運転のSL列車に、頭を痛めていると思います。

さて今月2日で、SLやまぐち号から引退した12系客車ですが、オリジナルの原色は青と白帯の塗装の客車です。12系と同じ塗分けになる、EF65直流電気機関車1000番台(通称PF 以下PF)も、オリジナルは青とクリームの配色で、側面はクリーム帯が塗装されておりますが、これが12系との組み合わせで最もマッチする、組み合わせの列車になると思います。

現在、JR西日本では快速SLびわこ号を運転の時は、大阪から米原まで車両を送り込みの為、回送運転されておりますが、送り込み回送される際に沿線の撮影地では、撮り鉄の方々がカメラを向けて、撮影されているシーンを見る事もできます。

何れも製造初年は、1969年に生まれた同期の車両で、誕生当初はあまりEF65PFと12系を連結した列車は、少なかったと思います。まあその頃はEF58も全盛期でしたので、EF58牽引の12系客車の組み合わせは、数多く見られましたからね。

ただ万博博覧会輸送の為に、山陽本線の臨時列車では僅かながらも、EF65PFと12系の特急しおじ号や、特急つばさ号も一時期、運転されましたのでその頃、写真撮影された方々は、懐かしい気持ちなのではないでしょうか。

前述の通り、今月2日に広島~新山口~下関間を、山口DCキャンペーンの一環として、臨時快速列車の山口DC号はEF65PF+12系で運転され、往年の山陽本線急行列車を彷彿させる組み合わせでしたね。

JR西日本のEF65PF+12系も後期型の最終グループ車両ですが、最終グループとは言え間もなくキャリア40年ですので、老朽化も進行していると思われます。

ただJR西日本485系583系キハ181系等が無き現在、往年の国鉄型車両でリバイバルトレインを実施するとなると、EF65PF+12系客車のリバイバルトレインも期待できるかと思います。

運転区間は京都又は大阪から、広島・下関行き等の急行列車を、EF65PF+12系で運転してみては如何でしょうか。列車名は「懐かしの急行安芸号」「急行鷲羽号」「急行宮島号」等の愛称を付けて、急行列車として運転すれば、中高年世代で乗車したい人が多く指定券を、買い求めると思います。

またレアな運転を実施するならば、呉線経由の急行安芸号として、EF65PF+12系客車を走らせても良いですね。ただ呉線沿線の有名撮影地では、瀬戸内海をバックに走るEF65PF+12系の急行安芸号を撮影しようと、多くの撮り鉄で賑わいそうな感じですが。

デビュー当初は地味だった彼女たちも、老朽化による廃車に迫った年代を迎えた現在、リバイバルトレインとして運転しても指定券の売れ残りは無いと思いますので、JR西日本でEF65PF+12系のリバイバルトレイン急行を、運転して欲しいと思います。

車内は勿論オリジナルのボックスシートで大丈夫です。JR西日本日本旅行でタイアップした、リバイバルトレインも将来、楽しみにしたいですね。

※写真は成田線を走る、EF65PF+12系の成田臨の初詣列車。この列車は高崎から運転された臨時列車で、成田山の初詣を済ませた方々を乗せ、群馬方面に向けて運転する。なお現在、群馬方面からの成田臨は185系電車で運転される為、この様な組み合わせは見られない。

1997年1月撮影


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