E531系電車の新製増備で利便性は増すのか?


おはようございます。今日は72年目の沖縄慰霊の日と、東北新幹線の大宮~盛岡間の開業35周年ですね。

さて一昨日の当鉄道ブログで、JR東日本E531系電車に関する記事を書き込みましたが、新津車両センターへ甲種輸送された、E531系のグリーン車が6両輸送された処を見ると、普通車のみ製造中の同車の4号車・5号車へ、グリーン車が連結されるのは確実ですので、今年の10月~12月に掛けてのダイヤ改正?で、増発用としての車両かと思います。

しかし常磐線内で取手以東の現状は、朝夕の通勤・通学ラッシュを除けば、現状のダイヤでも維持できると思いますので、上野~水戸・勝田方面の中距離普通列車の、増発向けでは無いと思います。

まあ水戸・勝田から日立・高萩・いわき方面への、増発とも思えませんからね。以前E501系10両編成で勝田からいわきへ移動した時も、北上するに連れて下車する乗客の方が多く、終点いわきへと移動するに連れて、1両に数人や乗客無しの車両もございましたからね。

そうすると残るのは、常磐線の品川直通の為の増発用か、或いは混雑する東海道本線の、横浜以西乗り入れ用になりますね。グリーン車6両を横浜の総合車両製作所で製造し、基本編成10両3本が増備される処を見ると、その様な考えが当てはまります。

今まで上野東京ライン東海道本線宇都宮線高崎線の直通が多かったのは、東京駅での混雑緩和や車両の効率化も有りますが、上野東京ラインのホームが2面4線しか無いのもネックで有り、相互に直通した方がダイヤ乱れが発生した場合に、迅速に対応できるのも理由でしたからね。

常磐線も取手以東は、茨城石岡の地磁気観測所の関係で、交流電化になりましたので、取手~藤代間のデットセクションを通過するには、交直流電車は欠かせない車両でございます。

常磐線も折角、2階建て車両のグリーン車を2両連結し、営業運転開始してから10年経ちましたので、もし自社線で利用者が伸び悩む様でも有り、グリーン車をもっと有効活用したいので有れば、東海道本線の品川以遠直通は不可欠だと思います。

まあまだ常磐線に関しては、改善の余地はございますからね。今更E531系のグリーン車が、朝夕の通勤・通学ラッシュ時間帯と混雑時間帯以外は、外せと言うは現実的では無いですからね。

あと東海道本線の品川以遠に直通する場合、外観の塗装も従来通りの青帯で、営業運転しても良いと思いますので、湘南色への帯塗装変更等は不要だと思います。乗客も慣れれば青帯=常磐線直通列車で、浸透すると思いますので。

E531系電車の今後の動きに注目したいと思います。


写真は常磐線の撮影地、羽鳥~岩間間を通過するE531系電車。(撮影日2014年2月撮影)


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