ケヨには武蔵野線・京葉線直通電車用の205系が、336両配置されております。生え抜きで新製された車両から、元山手線・埼京線・中央総武緩行線・南武線・横浜線で走っていた205系が、従来武蔵野線で走っていた103系を置き換えて、同線の主力電車となりました。
その中で本日掲載した205系M1編成は、元々中央総武緩行線の三鷹車両センター(以下ミツ)に配置されていた、ミツ21編成として走って車両です。因みに中間車(5号車・6号車)の電動車は、南部支線(尻手~浜川崎間)用として双方に運転台取り付け・ワンマン改造され、中原電車区(ナハ)ナハワW1編成として運転されております。
21世紀になり武蔵野線の103系老朽化に伴い、同線で運転する為10両編成から8両編成への短縮と、前述の通り中間電動車の運転台取り付け改造をし、同編成はそれぞれ武蔵野線・南武支線用として運転される事になりました。
205系で主力の205系ですが、改造車はVVVF化されているとは言え、製造から30年前後の車両が占める様になり、最近はドアトラブルや故障も目立つ様になり、下段窓も対向列車とすれ違う際に生ずるガタガタ音も、目立つ様になりました。また沿線人口増に伴い、ホーム有効長の関係で10両編成化できないホームも有り、ラッシュ時は標準車体の205系では、遅延も目立つ様になりました。
今後JR東日本では漸く、武蔵野線電車も209系500番台と同様の、広幅車体を順次投入する計画で現在、中央総武緩行線でE231系500番台投入により、運用離脱中のE231系0番台1編成が青森改造センターで、武蔵野線向けに改造中です。
早ければ今年の秋に投入される予想かと思いますが、その分205系1編成も運用離脱が、発生すると思いますので、ここ数年は武蔵野線205系も順次、運用離脱後は長野総合車両センターへ廃車回送されるのではないかと思います。
撮影日2017年6月23日撮影