柔軟に対応すれば良いのでは!

JRの旅客会社に配置されている、国鉄時代からの機関車や客車が、経年車両が多くなり老朽化も激しい為、SLやまぐち号運転の為、客車を新製したJR西日本の様に、他のJR各社も対応に迫られている状況です。

蒸気機関車は今後も継続して、メンテナンスを行いながら、走れる限り残して行くと思われますが、電気機関車ディーゼル機関車は、旅客会社にとっては莫大な費用も要し、メンテナンスも必要になりますので、僅かながらの投入も躊躇せざる負えない状況です。

一番良いのはJR貨物に運転手や機関車を委託して、運転して貰えば良いのですが、機関車の新製費用やメンテナンス費用を、旅客会社が一部負担し委託してみてはどうなのかなと思います。

JR九州の豪華寝台列車ななつ星」を運転する為に、77系客車とDF200-7001ディーゼル機関車が、4年前に新製されましたが、他の旅客会社ではJR東日本が一時期、寝台特急カシオペア号・北斗星号の牽引機関車のEF81が老朽化の為、EF510を14両新製しました。しかし北海道新幹線開業や北斗星号に使用された、24系25形客車が老朽化の為、廃止される事になりJR東日本EF510は全て、JR貨物に売却されました。

その後、寝台特急カシオペアが昨年、北海道まで運転された際に、JR北海道のでの運転区間では青函トンネルを、EH800型交流機関車とDF200型ディーゼル機関車が牽引し話題になりましたが、その実績を踏まえて電気機関車ディーゼル機関車を、JR貨物に委託して貰えば良いのでは無いでしょうか。

JR東海も機関車や客車も全廃され、JR東海エリアでの機関車が牽引する客車列車の運転は、不可能になりましたがJR貨物に委託すれば、解決できる問題でもございます。ダイヤ・機関車・運用・乗務員の問題も発生いたしますが、その辺りに掛かるコストは運賃や料金に、転嫁すれば良いのでは無いでしょうか。

客車列車を東京から大阪で運転する場合、JR貨物の機関車EF200又はEF210牽引で、JR西日本の35系客車を運転し往年の特急つばめ号・はと号の運転も、機関車や客車は当時と異なるとは言え、運転可能になりますからね。

その様な企画運転が実施され、ツアーで申込みが有っても応募者多数で解決できると思いますよ。話題も大きいですし東海道新幹線での移動が一般的ですので、東京から大阪をEF200EF210が牽引する、JR西日本の35系客車を運転しても、乗車したい人は多いでしょう。機関車と展望車にヘッドマークを取り付けて運転すれば、よりいっそう引き立ちますからね。

JRも今年で発足30周年を迎えましたが、少子高齢化や過疎化で分割されたJRグループの経営も、今後は益々厳しくなると思います。会社間を越えた運転を縮小から拡大してみては如何でしょうか。

写真は高崎線の北本~鴻巣間を走る千葉貨物ターミナル発、倉賀野行きのタンク貨車を、EF210が牽引する5883レ貨物列車。EF210ヘッドマークを取り付けて、往年の特急つばめ号・はと号を運転すれば、とてもマッチしそうだ。


撮影日2017年5月4日


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