ブルーサンダー試作機EH200-901号機が89レ貨物の先頭に立つ!

JR貨物の高崎機関区に全車25両が配置されている、EH200型直流電気機関車(通称ブルーサンダー)は、高崎線上越線信越本線の貨物列車の他に、中央東線篠ノ井線第三セクターしなの鉄道等で、運転されております。

老朽化したEF64の置き換えと、重連運転解消の為、2001年に試作機の901がデビューしてから、15年以上が経過いたしましたが、24号機までが製造されて以降は、その後の増備は実施されておりません。

将来的には中央西線で運用中のEF64も、EH200に置き換えられると思いますが、置き換えが何時になるのか定かではございません。

勾配用の機関車で4520KWの出力を誇る機関車ですが、特殊性が強いのかあまり増備も進んで無い様ですね。JR東日本の新潟新津から配給される電車は現在、長岡車両センターEF64が牽引しておりますが、EF64も1000番台での牽引とは言え、製造から35年も経ち冬季の上越国境での豪雪の中を、疾走して来ましたので老朽化の問題も発生して来ると思います。

その様な時にJR東日本も配給用の機関車は将来、EH200に牽引して貰うのでしょうかね。それとも自力配給回送で、上越国境を越えるのでしょうか。

わざわざ配給用のだけの為に、JR東日本電気機関車を増備するとも思えませんからね。過去にEF510寝台特急カシオペア北斗星用として増備されましたが、北海道新幹線の開通や北斗星用の客車が老朽化で廃止され、余剰になったEF510の500番台は全てJR貨物に売却されましたからね。

EH200も両数が少ないとは言え、JR貨物に自社の配給電車牽引を、委託しても良いのではないでしょうか。試作機の901号機のみ、連結器を両用連結器への交換や、引き通し回路も増設や電車とのブレーキ共通化等の改造を施せば、EF64も置き換えできると思います。

まあ暫くはEF64やEF81で配給が続くのでしょうが、何れも老朽化や効率化を考えた場合、配給用の機関車はJR貨物へ委託と言う形が、妥当なのでは無いかと思います。

EF64やEF81も配給の為に、永遠に走行するとも思えませんからね。あと寝台特急カシオペアの牽引も、JR貨物の機関車へ委託しても良いので無いでしょうかね。現にJR北海道管内ではEH800やDF200に牽引された、寝台特急カシオペア号も運転されましたからね。ただ残念ながらヘッドマークは付きませんでしたが。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。


写真は武蔵野線の撮影地、東川口~東浦和間を通過する隅田川貨物ターミナル発、北長野行き89レ貨物列車。この日はEH200の試作機901号機が先頭に立ちました。
因みにこの貨物列車は、休翌日は運休となっております。

撮影日2017年9月9日

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