この記事はまだ和歌山県側からのニュースでしたので、JR西日本からの見解はございませんが、特急くろしお号が運転されている、京都・新大阪・天王寺~白浜・新宮間に於いて、少子高齢化や阪和道の延伸等で利用者の減少も有り、本数は削減される予想が出ております。
283系もデビューから20年以上が経ち、海岸線に沿って振り子機能を生かし運転される為、他の特急型車両よりも老朽化が激しい状態で有ります。
18両と言う少数派形式の為、今後JR西日本が新たにリニューアルして、従来の283系を塗装を変更したり、車内をリニューアルしてイメージチェンジさせるのかは分かりません。ただ前面展望で阪和線や紀勢本線を楽しめる点や、太平洋の海を眺めながら、和歌山の新宮へ移動できる魅力もございますので、できれば新宮行きの特急は継続して欲しい処でございます。
ただ時刻表を見ると、運転本数も多く283系電車もやや負担気味ですので、もしリニューアル前提で今後も運転されるので有れば、特急プレミアムくろしお号として京都~新宮を1往復と、新大阪~白浜で1往復で緩やかダイヤで運転すれば良いので無いでしょうか。
その場合、従来の設備からより乗客が楽しめる様な車内に改造し、満足度の高い特急列車にすれば良いと思います。
なるべく新幹線の停車する京都・新大阪発着にして、和歌山の魅力をパンダ以外に売り込む事も必要かと思います。
1960年から1970年代半ば迄は、紀伊半島の方も新婚旅行客が多かったですが、海外旅行の自由化や航空運賃の安価化で気軽に行きやすくなり、国内の新婚旅行地は衰退して行きました。
また少子高齢化で地方の人口も、軒並み減少しております。特急くろしお号の取り巻く環境は厳しい状況でございますが、50年以上走って来た特急列車でございますので、ここは発想を転換し283系の振り子型車両を敢て、多本数での運転では無く1日1往復~2往復程度の運転にし、昼間のみの運転で限定すれば良いのでは無いでしょうか。
また土休日に限り、車内販売も乗務させて車内での飲食提供サービスも、復活させても良いと思います。
撮影日2002年3月撮影