特急成田エクスプレス号は日光方面も直通運転すれば良いのでは!

特急成田エクスプレス号は、東京を始め横浜・大宮等から発着しておりますが、一部の列車に関しては成田空港から、富士山に近い山梨県を走る富士急行線の河口湖まで直通運転しております。

東京から成田空港への輸送は、格安リムジン高速バスの登場で、運賃・料金の高い特急成田エクスプレス号も、苦戦しております。

その様な状況も有り、利用者減少と新たな需要を獲得する為に、特急成田エクスプレス号も富士急行線へ直通運転する様になりました。また富士急行線へ乗り入れた当初は、冬季の運休は行われておりませんでしたが、最近になって冬季も運転される様になり、利便性も以前に比べ高くなって来ました。

特急成田エクスプレス号も次の新規需要開拓として、日光への直通運転も実施してみては如何でしょうか。勿論、埼玉の栗橋から東武日光線へ乗り入れて、東武日光への直通運転の方が良いかと思います。JR日光線周りですとやや遠回りで、宇都宮駅で方向転換しなければなりませんので、できれば東武日光線直通が良いかなと思います。

6両編成のE259系で有れば、東武線に直通する為の、保安装置取り付け改造やJRと東武鉄道および東武鉄道線内での、グリーンの料金に関する取扱いが課題になりますが、その辺りに関しては東武100系の特急スペーシアの個室料金を参考に、やや割引した料金にすれば良いのでは無いかと思います。

ただ成田空港から日光へは、高速リムジンバスのマロニエ号も運転されておりますので、特急成田エクスプレス号が成田空港~東武日光まで直通運転して、採算が取れるのかが懸念されますが、取り敢えずは土日祝に定期列車の特急成田エクスプレス号を、直通運転してみては如何でしょうか。

もし採算の面で利用者が少なく、廃止の懸念が有れば途中駅の千葉に停車して、利用者を拾えば良いと思います。

高速バスのマロニエ号は、東関東自動車道~圏央道東北道日光宇都宮道路等を経由いたしますが、以前の様に首都高速を経由しないので、渋滞で大幅に遅れる事は少なくなりました。しかし車内は2列+2列の座席配置でございますので、窮屈な車内での移動で車内のトイレに移動する以外は、身動きが取れない状態で移動となります。

E259系の特急成田エクスプレス号は、東武日光へ直通する土休日運転の日は、車内販売を区間限定で乗せて販売すれば如何でしょうか。距離や運賃の面で太刀打ちできない分、車内のサービスで成田空港から快適に日光へ鉄道移動できる様なニーズに仕立て上げ、外国人旅行客がまた日本へ訪れた時に、成田から日光への移動する際は、ぜひ利用したいと思わせる様なサービスを、目指して行けば良いと思います。

JRと東武鉄道へ直通する特急車両は253系の2編成のみで、検査時は東武鉄道から100系スペーシアを借りて、直通運転しておりますが、これにE259系1編成でも良いので、東武鉄道への直通運転対応に改造すれば、JRの特急車両の稼働率も上がり、一部時間帯の利用者低迷の特急成田エクスプレス号の、利用者減少の歯止めに掛かると思います。

具体的な停車駅は、成田空港駅から東武日光駅まで下記の通りです。

成田空港~空港第2ビル~成田~千葉~東京~品川~渋谷~新宿~池袋~赤羽~浦和~大宮~(栗橋 
運転停車の為、客扱いはいたしません。)~栃木(東武)~新栃木~新鹿沼下今市東武日光 

運転時間帯に関しては、成田空港から東武日光へ運転する場合、午前中発車の定期特急の成田エクスプレス号の延長運転で対応し、東武日光から成田空港へは、午後又は夕方発車で対応すれば良いと思います。現在千葉発着の臨時特急日光83号・84号のダイヤを、もう少し利便性の良い時間帯にずらして、運転すれば良いのでは無いでしょうか。

まあこの様なブログを書き込みますと一部の鉄道ファンから、「車両が足りないからできない」「ニーズが無い」「利用者なんて居ない」等の、ネガティブなコメントが多数届きそうですが、折角の特急成田エクスプレス号を良くして行く為に、ブログに書き込みしておりますので、ネガティブなコメントに関しては柔軟性の無いコメントとして、受け止めたいと思います。

少子高齢化社会で鉄道も生き残りを掛けるので有れば、従来の発想から脱皮しなければ、利用者も先細りするのは必至ですからね。

E259系の特急成田エクスプレス日光号の運転実現を、楽しみにしたいと思います。日光の中禅寺湖の紅葉や日光東照宮への観光客を乗せ、東武日光線の線路をE259系特急電車6両が、特急成田エクスプレス日光号として運転される事で、ハッピーな気持ちになりそうです。


写真は高円寺~中野間を走る、特急成田エクスプレス41号成田空港行き。延長運転当初は夏季限定の富士急行線乗り入れだったが現在では、冬季も富士急行線で河口湖まで乗り入れる様になり、利便性は格段に向上した。

撮影日2017年12月10日(後追い撮影)


イメージ 1